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アイルランドの治安を徹底検証!都市別ランキングや危険エリアも解説

アイルランドの治安

アイルランドへの旅行や留学・ワーホリ、移住などを検討する際、現地の治安が気になる方も多いのではないでしょうか?

一般に、アイルランドは「治安がいい国」とされています。実際、筆者もワーホリ滞在中に危険を感じたことは少なく、「治安は比較的よい」と感じました。

本記事では、その裏づけとして、世界的な指標やランキングのほか、アイルランド中央統計局や警察庁などの公式データをもとにアイルランドの治安を徹底検証します。

渡航前にアイルランドの治安を正しく理解し、現地で安心・安全に過ごすための参考にしてください。

(最終更新日:2026年4月)
アイルランド中央統計局(CSO)のデータ更新にともない、記事内のデータ情報を更新しました!

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アイルランドの治安は?ランキング&データで解説

アイルランド警察

アイルランドの治安について詳しく見るため、ここでは次の4つのデータを参照します。

  • IFPの世界平和度指数
  • アイルランド中央統計局の犯罪件数データ
  • 日本の警察庁の犯罪件数データ
  • NumbeoのCrimeデータ

それぞれの指標やデータをもとに、以下でより詳しく確認していきましょう。

世界平和度指数で見るアイルランドの治安

治安を評価する指標のひとつに「Global Peace Index(世界平和度指数)」があります。

オーストラリアのシンクタンク「Institute for Economics & Peace(IEP / 経済平和研究所)」が毎年発表しているもので、世界の163の国や地域を対象に、平和度をスコア化し、ランキングにしているものです。

直近5年のアイルランドと日本の順位を抜き出してみると、以下のようになります。

アイルランドの順位日本の順位
2025年2位12位
2024年2位17位
2023年2位13位
2022年4位13位
2021年2位14位

アイルランドは毎年トップ5にランクインしており、ここ数年はアイスランドに次いで2位を維持。

ただし、この結果だけで「アイルランドは治安がよい」とするのは安易といえるかもしれません。

というのも、Global Peace Indexは、大きく分けて以下の3つの観点で各国の評価をしているからです。

  • 社会的安全と安心のレベル
  • 継続中の国内・国際紛争の度合い
  • 軍事化の度合い

2024年のレポートには「日本は軍事化に関する全指標で悪化し、ランキングが下がった」という旨の報告があり、軍事や外交の要素もスコアに大きく影響していることがわかります。

そうなると、実際に現地で暮らす人が感じる「日常の治安」とは少しズレがある可能性があります。

中央統計局と警察庁のデータで見るアイルランドの治安

より日常に近いところを検証するため、今度はアイルランドと日本の犯罪件数の比較をしてみます。ただし、比較にあたり、下記の注意点があります。

  • 国ごとに犯罪の定義や分類の違いがある
  • 実際の犯罪報告数に差が出ていることがある
  • データの収集方法や時期により差が出ることがある

2つの国のデータを単純比較はできませんが、先にアイルランド中央統計局(CSO)の2025年の犯罪データをまとめると、以下のようになります。
(※10万人あたりの件数はアイルランド人口を530万人として計算)

犯罪種別発生件数10万人あたりの件数
殺人および関連犯罪66件約1.25件
性犯罪3,449件約65.1件
住居侵入および関連犯罪8,469件約159.8件
窃盗および関連犯罪73,335件約1,383件
※「Key Findings Recorded Crime Q4 2025 – Central Statistics Office(2026年3月26日リリース)」のデータをもとに作成

続いて、日本の警察庁のデータをまとめると、2025年の犯罪件数は以下のとおりです。
(※10万人あたりの件数は日本人口を1億2,280万人として計算)

犯罪種別発生件数(認知件数)10万人あたりの件数
凶悪犯
(殺人、強盗、放火、不同意性交など)
7,287件約5.93件
風俗犯
(性的姿態撮影、不同意わいせつなど)
20,204件約16.45件
粗暴犯
(暴行、傷害、脅迫・恐喝など)
61,850件約50.36件
窃盗犯
(侵入盗、乗り物盗、万引きなど)
513,931件約418.5件
※「令和7年の犯罪情勢 – 統計 警察庁(2026年2月リリース)」のデータをもとに作成

アイルランドと日本では、凶悪犯罪や性犯罪の分類方法に違いがあるため、その点に注意してデータを見る必要があります。

そのうえで目安として見ると、アイルランドは日本に比べて窃盗などの発生率が高い傾向にあるといえそうです。

全体的な数値で見れば、アイルランドは日本より犯罪発生率が高い側面があります。ただし、これは日本が世界的に見て、比較的治安がよいことも影響しています。

他国と比較すればアイルランドは極端に危険な国ではないため、過度に不安視するより、日常的な防犯意識を持つことが大切だといえます。

たびわ
たびわ

外務省のアイルランドについての安全情報では、ギャングの抗争や少年少女の不良グループによる外国人への暴行・恐喝についての注意喚起があります。現地滞在中は、そうしたグループに近づかないよう注意することも大切です。

Numbeoで見るアイルランドの治安

視点を変えて、今度はNumbeoのデータを見てみます。

「Numbeo」とは、世界中のさまざまな国や地域の物価や地価、治安などに関するデータを収集・公開しているオンラインデータベースです。

Numbeoで公開されているアイルランドと日本の「Safety Index(安全指数)」と「Level of crime(犯罪レベル)」は以下のとおりです。
(※安全指数は高いほど安全を意味し、犯罪レベルは低いほど安全に近いことを意味します。)

アイルランド
(Numbeoで詳しく見る)
日本
(Numbeoで詳しく見る)
安全指数50.90(中程度)77.74(高い)
犯罪レベル49.10(中程度)22.26(低い)
※2026年4月4日時点のNumbeoのデータを元に作成

こうして数値で見ると、日本の治安は世界的にとても高く評価されていることがわかります。

一方、アイルランドは日本に比べると犯罪レベルが高めに見えますが、世界全体の中では「中程度」の安全性に分類される水準です。

つまり、このデータからも、アイルランドは「比較的安全な国」ではあるものの、日本と同じ感覚で過ごすのではなく、防犯意識をしっかり持って行動することが大切といえます。

たびわ
たびわ

ちなみに、アイルランドは北アイルランドとの紛争の歴史もあり、「テロ」を心配する方も多いと思います。
外務省の「テロ・誘拐情報」には、「近年、アイルランドではテロ事件は発生していません。」といった文言があります。
今後テロが起きないと言い切る根拠とはなりませんが、比較的心配は少なそうだといえそうです。

アイルランド国内の地域別の治安は?

アイルランドの治安比較

アイルランド全体の治安を見たところで、今度はアイルランド国内の地域別の治安についても見てみましょう。

以下の2つの点から国内の治安情報を読み解きます。

  • アイルランド国内の治安ランキング
  • ダブリンの危険なエリア

以下でそれぞれ詳しく解説します。

Numbeoで確認!アイルランド国内の治安ランキング

Numbeoで公開されている各都市の「Safety Index(安全指数)」にもとづき、治安が良い順に並べると、以下のようなランキングになります。

順位都市名安全指数参照ページ
1ゴールウェイ68.76Numbeoで見る
2コーク62.86Numbeoで見る
3リムリック56.01Numbeoで見る
4ウォーターフォード52.09Numbeoで見る
5ダブリン45.91Numbeoで見る
※2026年4月4日時点のNumbeoのデータを元にランキングを作成

一般的に、人口が多い都市ほど犯罪発生率が高くなりやすい傾向があり、ダブリンの順位が低いのは、その影響と考えられます。

比較として、日本の都市やヨーロッパの主要都市の指数を見ると以下のようになります。

都市名安全指数
東京75.83
大阪67.05
福岡85.28
パリ(フランス)42.05
ベルリン(ドイツ)55.35
ローマ(イタリア)53.15
ロンドン(イギリス)44.59
※2026年4月4日時点のNumbeoのデータを元に作成

世界的に治安がよいと評価される日本は安全指数が高く出ていますが、ヨーロッパの主要都市では40〜50台のところが多いとわかります。

つまり、ダブリンは都市の規模に応じたリスクがあるものの、ほかのヨーロッパの大都市と比べれば特段危険というわけではないようです。

ダブリンの治安?危険なエリアは?

ダブリンの治安

アイルランドのなかでも特に旅行や留学に人気のダブリンの治安について、もう少し詳しく見ていきます。

ダブリンの市街地は1〜24の番号でゾーン分けされ、住所は「Dublin 1」「Dublin 2」「Dublin 3」のように表記されます。(※番号は単純に1〜24まであるわけではなく、「Dublin 6W」のような住所もあります。)

市の中心を流れるリフィー川を境に北側と南側に分けられ、Dublin 1やDublin 9などの奇数番号は北側、Dublin 4やDublin 12などの偶数番号は南側に位置します。

一般的には南側の方が治安がよいとされていますが、北側にも安全な地域はあり、南側にも注意が必要なエリアがあるのが実情です。

たとえば、下記のエリアは犯罪の発生件数が比較的多いとされ、注意が必要といわれています。

  • Dolphin’s Barn (Dublin 8)
  • Inchicore (Dublin 8)
  • Tallaght (Dublin 24)

滞在先や住居探しでは、できるだけこれらのエリアを避けるようにしたほうがよいでしょう。

下記のマップは、フードデリバリーサービス「Deliveroo」のドライバーがまとめた危険エリアマップです。2021年に作成されたものではありますが、マップを参考に各エリアの安全情報を事前に確認するのをおすすめします。

たびわ
たびわ

ワーホリ時代はDublin 7のPhibsboroughに住んでいました。夜間の一人歩きは控え、周囲に注意を払えば、比較的穏やかに過ごせるエリアでした。
同じ地域内でも少しズレただけで住みやすい場合もあります。

アイルランドへの女性一人旅は安全?

アイルランド一人旅

さまざまなデータのなかには、女性が安全に旅行できる行き先として、アイルランドをトップに挙げているものもあります。

Women’s Solo Travel Safety(女性一人旅の安全性調査)」は、荷物預かりサービスを展開するBounce社が2022年に発表したデータ。

調査では、一人歩きの安全性に加えて、女性の暴力被害率、DVに関する法律、男女格差指数などを含め、計8つの項目で安全性を評価しています。

調査結果から、女性の一人旅でも比較的安心といえそうですが、リスクを避ける意識を持つことが大切な点は変わりません。

夜間の一人歩きや、初対面の人にむやみについていくなどの行為はできる限り避ける必要があります。

たびわ
たびわ

ワーキングホリデー滞在中、日中に1人で歩いていたときに、南アフリカから移住してきたという男性に「困っているのでお金が欲しい」と声をかけられたことがありました。
あまり相手にせずにいたため、向こうもすぐに諦めた様子でしたが、違和感を覚えたときは、深く関わらず早めに離れるべきだと感じた出来事でした。
日中でも人通りの多い道を選ぶなど、リスク回避を意識するようにしましょう。

アイルランドで安全に過ごすための対策

安全対策

さまざまなデータをもとにすれば、アイルランドは比較的「治安がいい国」であるといえそうですが、日本と比較すれば、気をつけるべき点は多くあります。

これからアイルランドに行くなら、下記のような備えをして安全対策をしましょう。

  • たびレジに登録しておく
  • 防犯意識を高く持っておく
  • 海外旅行保険で備えておく

以下でそれぞれ詳しく解説します。

たびレジに登録しておく

アイルランドに限らず、海外へ行く予定がある場合は、「たびレジ」への登録がおすすめです。

「たびレジ」は外務省が提供するサービス。登録しておくと、現地の事件や事故の情報、注意喚起のお知らせをメールで受け取れるようになります。

>> たびレジ

たびわ
たびわ

アイルランドでの滞在が3ヶ月を超える場合は、在留届の提出が義務付けられています。
在留届は、外務省が海外で暮らす人の情報を把握するだけでなく、緊急時の支援のために必要な資料とされています。
留学やワーホリで渡航する人は、たびレジへの登録に加えて、在留届を提出しましょう。
>> オンライン在留届(ORRネット)

防犯意識を高く持っておく

防犯のため、現地滞在中は下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 財布を分けて持つ
  • バッグはファスナー付きにして、貴重品は内ポケットに入れる
  • こまめに荷物をチェックする
  • 貴重品を置いたまま席を離れない
  • 夜に1人歩きしない
  • 不審な人と居合わせたらできるだけ早くその場を離れる
  • 落書きの多いエリアを避ける
たびわ
たびわ

より詳しい対策については、在アイルランド日本国大使館の「安全の手引」も参考にしましょう。

海外旅行保険で備えておく

ビザの規定で保険加入が必須となる長期留学やワーホリの場合だけでなく、旅行の場合も保険の加入を検討しましょう。

保険会社のプランを比較して選ぶのがおすすめですが、クレジットカード付帯の保険でも携行品の盗難や破損などの損害補償がついている場合があります。

たとえば、エポスカード なら、携行品損害の補償がつきます。旅行代金の支払いにカードを使用することが条件となりますが、ほかのカードに比べて全体の補償額も高めでおすすめです。

アイルランドの治安情報を確認して備えよう

ゴーサイン

アイルランドの治安は過度に心配するほどではないものの、日本と比べれば防犯意識を高くもつ必要があります。

ほんの少しの意識の違いで、小さな犯罪を防げることも多いもの。

適切な対策と心構えで、安心してアイルランドでの滞在を楽しんでください。

【参考一覧】

▼アイルランドの情報をお探しならこちらの記事も!
▼現地の空港からの市内アクセスについてもまとめています。
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