お世話になった人や大切な人の卒業・退職など、英語でお別れのメッセージを贈りたいと思うとき、「Thank you(ありがとう)」や「Good luck(頑張ってね)」では味気なく、感謝や応援の気持ちを伝えきれないと思ったことはありませんか?
この記事では、ビジネスシーンや学校など、シチュエーション別にお別れに使える英語メッセージを紹介します。
本記事であなたの気持ちにぴったり合う英語メッセージを見つけて、大切な人に想いを伝えましょう。
ビジネスシーンで使えるお別れの英語メッセージ|退職・転職・転勤

ビジネスシーンでの英語のお別れメッセージでは、言葉選びや言い回しでフォーマルさを出すことが大切です。
送別会でみんなの前でメッセージを伝える場合も、フォーマルさのある表現を選ぶことで、スマートに想いを伝えることができます。
上司・先輩に贈る言葉
上司や先輩への英語メッセージを7つ紹介します。
Thank you for all your support.
(大変お世話になりました。)
→ 王道の言い回しですが、シンプルなものが一番気持ちを伝えやすいこともあります。
You’ve been a great mentor.
(あなたは素晴らしい指導者でした。)
Your leadership has been truly inspiring.
(あなたのリーダーシップに本当に勇気づけられました。)
→「inspire」には「鼓舞する・奮い立たせる」という意味があります。例文のように「勇気づける」という意味合いにもぴったり合う単語です。
I’ve learned a lot from working with you.
(あなたと一緒に仕事をしてきて、多くのことを学びました。)
I really appreciate all the guidance and support you’ve given me.
(これまでいただいたご指導とご支援に、心から感謝しています。)
→「guidance」を「advice(=助言・アドバイス)」に変更して伝えることも可能です。その際、adviceは不可算名詞なので、advicesのように余計な「s」をつけないように注意しましょう。
It’s been a great pleasure working with you.
(あなたと一緒に働けて本当によかったです。)
→ おおげさな表現に感じるときは、greatを使わず「It’s been a pleasure working with you.」とすることもできます。
I wish you continued success.
(今後のご活躍をお祈りしています。)
これらの英語メッセージをうまく組み合わせて、想いを伝えましょう。
同僚・後輩に贈る言葉
上司や先輩に贈る言葉をそのまま同僚や後輩に贈ることも可能ですが、少し親しみのある感じを伝えたいときには、以下の英語メッセージも使えます。
Thank you for always supporting me.
(いつも私をサポートしてくれてありがとうございました。)
I’ve learned so much from working with you.
(あなたと一緒に仕事をして、たくさんのことを学びました。)
→ 上司や先輩へのメッセージで「I’ve learned a lot from working with you.」を紹介しましたが、「learned so much」とすると少しカジュアル寄りの印象にできます。
I’ll miss working with you.
(寂しくなります。[直訳:一緒に仕事ができなくなるのは寂しいです。])
→ 控えめに寂しさを伝えられる表現です。「I’m going to miss you.(=恋しくなります)」のような伝え方もできますが、かなり親しかった人向けのメッセージとなるので、距離感を意識してメッセージを選びましょう。
I wish you all the best in your future endeavours.
(新天地でのご活躍をお祈りしています。)
→「endeavour」は「努力・試み」の意味です。「新天地」を英語で表現するときにも使えます。
I wish you every success in your new role.
(新しい仕事での成功を願っています。)
→「every」を使わず、「I wish you success in your new role.」とすると少しドライに伝えられます。
I hope our paths cross again in the future.
(またいつかご一緒できることを願っています。)
学校で使えるお別れの英語メッセージ|卒業・転校

卒業や転校のとき、お世話になった先生や先輩、大好きな友達や後輩へ贈るお別れの英語メッセージを紹介します。
先生や先輩に贈る言葉
先生や先輩へはそれまでのサポートへの感謝を伝えましょう。
It was a pleasure learning from you.
(あなたから学べてよかったです。)
→「It was a pleasure to learn from you.」とすることも可能ですが、フォーマルで書き言葉のような印象になります。
I’m grateful for your support.
(あなたのサポートに感謝しています。)
Your encouragement always motivated me to do my best.
(あなたの励ましがいつも私の頑張る力になりました。)
Because of your guidance, I found my dream.
(あなたのおかげで夢を見つけることができました。)
I couldn’t have graduated without your support.
(あなたのおかげで卒業できました。[直訳:先生のサポートがなければ卒業できませんでした。])
I will not forget what you have taught me.
(あなたから教わったことを忘れません。)
Thank you very much for your support over the past ◯ years.
(◯年間、ありがとうございました。)
友達や後輩に贈る言葉
友達や後輩への英語メッセージを7つ紹介します。
Thank you for being such a good friend.
(いい友達でいてくれてありがとう。)
Thank you for always being there for me.
(いつも側にいてくれてありがとう。)
I’ll never forget the good times we shared.
(私たちが過ごした楽しい時間を絶対忘れないよ。)
Thank you for everything you’ve done for me.
(あなたがしてくれたこと全部にありがとう。)
I can’t thank you enough.
(感謝しきれないよ。)
I’ll miss you so much.
(恋しくなるよ。)
Let’s keep in touch no matter where we are.
(どこにいても連絡を取り合おうね。)
→「Let’s keep in touch.」のほかに、「Let’s stay in touch.」という言い方もできます。
カジュアルなお別れの英語メッセージ|留学・帰国

お別れは職場や学校だけでなく、さまざまなところにあります。
「卒業・転校の際に友達や後輩に贈るメッセージ」として紹介したものの中にも使えるものが多くありますが、留学や帰国の際など、遠く離れる友達のために使えるお別れの英語メッセージをさらに8つ紹介します。
I’m so happy to have a friend like you.
(あなたみたいな友達がいてうれしい。)
It was great hanging out with you!
(あなたと過ごせて楽しかった!)
→「hang out with 人」には「(人と)ぶらつく」や「(人と)遊ぶ」という意味があります。
Contact me if you ever come to Japan!
(日本に来ることがあれば連絡して!)
Wherever you are and whatever you are doing, I will always root for you.
(あなたがどこで何をしていようと、ずっと応援してるよ。)
→「root for 〜」で「応援する」という意味です。カジュアルな表現ですが、「I will aways support you.」とすれば少しフォーマルさを出すこともできます。
Good luck with everything!
(うまくいくことを願っているよ!)
Take care!
(元気でね!)
→直訳すれば「気をつけて」ですが、メッセージの結びにも使える便利なフレーズです。
Safe travels!
(安全な旅を!)
→ 帰国する人や渡航する人向けに、文章の締めに使えます。
Many thanks to you!
(ほんとありがとう!)
→ カジュアルに「ありがとう」の気持ちを伝えたいときに使えるフレーズです。
ちょっとおしゃれなお別れの英語メッセージ

少しかしこまった感じも残しながら、「さようなら」を伝える英語メッセージを5つ紹介します。
Farewell for now, until we see each other again.
(また会う日まで、いまはさよなら。)
→「farewell」には「さらば」のような意味合いがあり、フォーマルなお別れの挨拶といった雰囲気です。
Until our paths cross again, take care.
(また道が交わる日まで、お元気で。)
This is not goodbye, it’s just “see you soon”.
(これはさよならじゃなくて、「またね」ってことだね。)
Every ending is a new beginning.
(すべての終わりは、新しい始まり。)
May your journey ahead be filled with joy and success.
(これからの道が喜びと成功に満ちていますように。)
→「journey」は「人生の旅路」といった意味合いで、少しフォーマルな印象を出せます。
伝える相手によっては、きざな感じになることもあるので、ある程度フォーマルさのある場面での使用がいいかもしれません。
しっくりくるお別れの英語メッセージを選ぶコツは?
ここまで、お別れのときに使える英語表現を多く紹介しましたが、メッセージが相手に重すぎてしまったり、軽すぎてしまったりすると、伝えたい想いがうまく相手に届かず空回りしてしまうことがあります。
誤解なく相手に想いを伝えるには、多くの英文や英語表現に触れて、英語の細かなニュアンスを理解しておくことが大切です。
英語感覚を高めるなら、実践で英語を使い、自分なりに微調整を重ねて行くことが1番の近道。
英語表現にもっと自信を持ちたいなら、オンライン英会話を試してみるのも方法の1つです。
気軽に会話の練習をすることで、英語の自然な言い回しも少しずつ身についていきます。
お別れの英語メッセージは使ってこそ!実践で使えるようになろう

お別れの英語メッセージで大切なのは、何よりも「心のこもった言葉」を届けることです。
シンプルな表現でいいので、相手への感謝や応援の気持ちを伝えましょう。
英語での表現に自信がなくても、ここで紹介した例文を参考に、少しずつ自分の言葉に置き換えてみてください。
メッセージを実際に使ってみることで、あなたの英語感覚も自然に養われていくはずです。
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