本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

これ読める?アイルランド人の名前の読み方と意味・由来まとめ

アイルランド人の名前

アイルランド人の名前には、主に英語由来のものとアイルランド語(ゲール語)由来のものがあります。

「Aoife」や「Oisín」、「Saoirse」など、アイルランド語由来の名前は、見慣れないスペリングのために、読み方が難しいと感じられるかもしれません。

しかし、読み方や込められた意味を知ると、アイルランド語らしいやさしい音の響きや、それぞれの名前に込められたストーリーの魅力を感じられるはずです。

この記事では、アイルランドワーホリをきっかけにアイルランド語に興味を持ったたびわ(@tabi_wa)が、アイルランドの名前について詳しく解説します。

スポンサーリンク

​​アイルランド人の名前が「読めない」理由

「アイルランドの名前が読めない」というとき、その理由のひとつは、名前がアイルランド語由来だからかもしれません。

アイルランドでは、英語が主要言語として使われる一方で、もともとの言語であるアイルランド語(ゲール語)も大切にされています。

アイルランド語のスペリングや文法は英語とは大きく異なり、たとえば、以下のような傾向が見られます。

  • ao → ee(イー)の音になる
  • gh → ほぼ無音になる
  • c → kと同じ音になる
  • mh → v(またはw)の音になる
  • bh → v(またはw)の音になる

例として、アイルランドの首都・ダブリンには「Dún Laoghaire」という地名があります。

「ao」は「イー」に近い音、「gh」はほとんど発音されないため、発音は「ダン・レアリー(またはダン・リーリー)」のように聞こえます。

アイルランド語の名前の読み方と意味

発音ルールを応用することはできそうでも、名前の読み方を細かく覚えるのは難しいもの。

ここでは、アイルランド語由来の名前の読み方や意味を一覧で紹介します。

アイルランド語の女性の名前

まずは、主に女の子につけられる名前を紹介します。(※名前のリンクから深掘り解説に飛べます)

名前読み方意味
Aislingアシュリン
※アイスリングは間違い!
(ash-ling)
夢・ビジョン
Aoifeイーファ
(ee-fa)
美・輝き
Caoimheキーヴァ / クィーヴァ
(kee-va / kwee-va)
優しさ・美・愛しい
Ciaraキーラ
(keer-ah)
黒い・黒髪の
Gráinneグローニャ
(graw-nya)
愛・(穀物の)種子・陽光
Maeveメイヴ
(mave)
魅力的な・夢中にさせる
Niamhニーヴ
(neev)
輝き・光
Róisínローシーン
(roh-sheen)
小さなバラ・美
Saoirseシアーシャ
(seer-sha)
自由
Sinéadシネード
(shin-aid)
慈悲深い
Siobhánシヴォーン
(shi-vawn)
神の恵み
たびわ
たびわ

たびわの知り合いにもAislingさんやAoifeさんが多くいます。発音も込められた意味も素敵な名前ですよね!
ちなみに、Aislingという名前は、アイルランド文学での詩のジャンルが由来のようです。

アイルランド語の男性の名前

続いて、主に男の子につけられる名前を紹介します。(※名前のリンクから深掘り解説に飛べます)

名前読み方意味
Cianキーアン
(kee-un)
古代・辛抱強い・永続
Cillianキリアン
(kill-ee-an)
小さな教会・聡明
Darraghダラ
(dara)
樫の木・たくましい・忍耐
Eoinオーイン
(ow-in)
神の恵み
Eoghanオーウン
(ow-un)
イチイの木に生まれた・若さ
Fionnフィオン / フィン
(fyon / fin)
金髪の・白い・公正な
Liamリーアム
(lee-um)
守護者
Naoiseニーシャ
(nee-sha)
戦士
Oisínオシーン
(uh-sheen)
小さな鹿(神話由来)
Seánショーン
(shawn)
神の恵み
Tadhgタイグ
(tie-g)
詩人・哲学者
たびわ
たびわ

CSO(アイルランド中央統計局)によれば、2025年の赤ちゃんの名前ランキングでOisín(オシーン)はTop 5にランクイン。Naoise(ニーシャ)は人気上昇中とのことでした。

アイルランド語の名前と由来

古書

アイルランドの名前は、単にアイルランド語であるだけでなく、神話の登場人物に由来していることも多くあります

以下では、それぞれの名前の意味や由来を、さらに詳しく解説します。

Aoife(イーファ)

「美」や「輝き」を意味する女性の名前「Aoife(イーファ)」は、神話では偉大な女戦士だったとされています。

アイルランドの神話でよく知られる登場人物「クー・フーリン」が愛した女性の名前でもあります。

Ciara(キーラ)

「Ciara(キーラ)」は「黒」「黒髪の」という意味を持つ女の子向けの名前。

「C」は「K」と同じく「カ行」の音で読みます。

たびわ
たびわ

コロナ禍のダブリンを舞台にした小説『56日間』の主人公の女性の名前もCiaraでした。同作が2026年にAmazon Primeオリジナルでドラマ化された際は、アメリカが舞台なこともあり、同じスペルで「シアラ」の発音でした。ただし、シアラは黒髪の女性でした。
(ちなみにAmazonドラマは原作とはだいぶ雰囲気が違ってました…)

Cillian(キリアン)

映画『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優「キリアン・マーフィー」。その「Cillian(キリアン)」という名前もアイルランド語に由来しています。

アイルランド語の古い形から「小さな教会」という意味がもとになっているといわれています。

Eoin / Eoghan(オーエン / オーイン)

「Eoin」も「Eoghan」も英語のOwenに発音の似た名前とされますが、厳密には起源が異なります。

Eoinは英語の「John(ジョン)」に相当する名前といわれ、「God is gracious(神は恵み深い)」という意味を持つとされています。

一方、Eoghanは、「born of the yew tree(イチイの木から生まれた)」という意味を持ち、「長寿」や「永続」の意味があるとされる名前です。

Fionn(フィオン / フィン)

「Fionn(フィオン / フィン)」は、アイルランドの神話で人気を集める英雄「フィン・マックール(Fionn Mac Cumhaill)」に由来する名前です。

フィン・マックールは、「知恵の鮭」を食べたことで、親指を舐めると知恵を得たり、未来を見通したりできるようになりました。

アイルランド各地では、多くのフィンの物語が語り継がれています。

▼神話の英雄「フィン・マックール」や「クー・フーリン」の物語を読むならこの本がおすすめです

Gráinne(グローニャ)

「Gráinne(グローニャ)」は、現在でも女の子の名前として人気があります。

神話の世界では、Gráinneは英雄「フィン・マックール」と婚約していましたが、若い戦士「ディルムッド」と駆け落ちします。

Liam(リーアム)

「Liam(リーアム)」もアイルランドの伝統的な名前の一つ

北アイルランド出身の俳優「リーアム・ニーソン」もこの名前です。

▼リーアム・ニーソン主演の映画『プロフェッショナル』では、アイルランド的な雰囲気がよく描かれています。(景色は北アイルランド方面が多めです)

Naoise(ニーシャ)

「Naoise(ニーシャ)」は「戦士」を意味する名前です。

伝統的には男の子の名前ですが、最近は女の子にも使われるようになっているそうで、日本でいう「ゆうき」のような位置づけかもしれません。

たびわ
たびわ

アイルランド語のヒップホップトリオ「KNEECAP」のメンバーの一人もこの名前。
アイルランド語が気になる方は、本人たちが出演した半自伝的映画『KNEECAP』おすすめします。

Niamh(ニーヴ)

女の子の名前「Niamh(ニーヴ)」は、「輝き」や「光」を意味します。

アイルランドの神話で、Niamhは海の神「マナナン・マク・リール」の娘。英雄「フィン・マックール」の息子「オシーン(Oisín)」と恋に落ちます。

Oisín(オシーン)

「Oisín(オシーン)」は、英雄「フィン・マックール」の息子の名前です。

フィン・マックールが狩りで出会った鹿は、呪いにより姿を変えられた女性でした。彼女は人間の姿に戻り、フィンとの子どもを身ごもりますが、その後連れ去られてしまいます。

やがてフィンは森で一人の少年と出会い、その子が自分の息子であると確信し、Oisínと名付けました。

この伝説に由来し、Oisínには「little deer(子鹿)」という意味があります。

Saoirse(シアーシャ)

「自由」の意味を持つ「Saoirse(シアーシャ)」では、俳優の「シアーシャ・ローナン」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

名前の読みが難しいということで、アメリカの番組で彼女が読み方を説明するものをいくつか見かけたことがあります。

たびわ
たびわ

この動画は、検索ワードをもとに名前の発音をSaoirseが自ら説明するもの。

英語圏ではSasha(サシャ)と発音される場合が多いみたいですね。
…それにしても「how to Saoirse Ronan(どうやってシアーシャ・ローナン)」っていう検索ワードって何なんでしょう 笑

ちなみに、アイルランドのアニメーション映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』の主人公の女の子の名前も「Saoirse」です。

Seán(ショーン)

「Seán(ショーン)」は英語の「John(ジョン)」に相当する名前といわれています。

大元はフランス語由来のJeanで、アイルランドでアイルランド語式に形を変えたとされています。

Siobhán(シヴォーン)

「Siobhán」は、「bh」を「v」のように発音し、「シヴォーン」と読みます。

アイルランドのドラマや映画でも比較的耳にする名前のように思います。

たびわ
たびわ

映画『イニシェリン島の精霊』にもSiobhánが登場しますね!

【小ネタ】猫のキャラクターの名前「Pusheen(プシーン)」

GIFアニメで見たことがあるかもしれない猫のキャラクターには、アイルランド語の「puisín(子猫)」をもとにした「Pusheen(プシーン)」という名前がついています。

アメリカ発のキャラクターですが、実はそんなところにもアイルランド語がひそんでいます…!

アイルランド人に多い苗字

ここまで、ファーストネーム(下の名前)を紹介してきましたが、苗字にもアイルランドらしいものがあります。

まず、以下がアイルランドで多い苗字Top5。

  • Murphy(マーフィー)
  • Kelly(ケリー)
  • Byrne(バーン)
  • Walsh(ウォルシュ)
  • Ryan(ライアン)

このほかに、「O’Brien(オブライン)」「O’Connor(オコナー)」「McCarthy(マッカーシー)」などの苗字もあります。

アイルランド語(またはスコットランド・ゲール語)で「O’」は「子孫」、「Mc」や「Mac」は「息子」を意味します。

つまり、「O’Brien」なら「Brienの子孫」の意味になるということです。

ハンバーガーチェーンの「McDonald’s(マクドナルド)」も、創業者はアイルランドやスコットランドにルーツを持っているのかもしれません。

アイルランド語の名前の魅力

アイルランドのドア

アイルランドでは、現在もアイルランド語由来の名前が多く見られ、なかには神話と深い関わりがあるものもあります。

アイルランド語の名前の魅力はなんといっても、美しい音の響き。

そんな音の響きとともに、込められた意味や物語まで知ることで、人や文化への理解が深まり、アイルランドがより身近に感じられるかもしれません。

【参考一覧】

▼神話の登場人物についてはこちらの記事でも紹介しています!
▼アイルランドの地名を深堀りたい方はこちらもどうぞ
▼アイルランド語に興味が湧いた方はこちらの記事もどうぞ
タイトルとURLをコピーしました