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【アイルランドの地名】アイルランド語?地名の由来と意味

アイルランドの気になる地名 アイルランド語

日本にいても、知らないと読めない地名がたくさんありますが、海外の地名となるともっと難しくなります。

アイルランドの地名では、明らかに英語のスペルや発音とは違うものがあり、これまたトリッキーです・・。(・・でもそれがおもしろい!)

アイルランドで実際に暮らし、帰国後アイルランドの情報を読み漁るたびわ(@tabi_wa)にも、まだまだ読めない地名がたくさんありますが、興味のままに調べたり学んだりしたアイルランドの地名についてまとめてみたいと思います。

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読める?アイルランドの地名

アイルランドの地名

歴史をたどると、アイルランドがイギリスの統治下にあった頃、アイルランドの土地の状況を把握するため、アイルランド語(アイルランド・ゲール語)の地名を無理矢理英語に直されたというのがあるらしいです。

それでも全部が英語読みできるわけではなく、

  • Donegal(ドニゴール)
  • Dún Laoghaire(ダン・リーリー )
  • Laois(リーシ)

などなど、なかなかに難読な地名もあります。

ダブリンで暮らしていた頃、バスの掲示などでDún Laoghaireを目にすることも多かったのですが、字面でなんとなく判別できても、読めるようになるまではだいぶ時間がかかりました・・笑(そして今も綴れない。。)

アイルランドの地名に埋め込まれた意味

アイルランド語由来の地名でも、①アイルランド語の音に近い形で英語変換したもの、②アイルランド語の意味を英語に翻訳したものなどあるようです。

ここでは細かいタイプまでは触れませんが、気になったものをピックアップしてみたいと思います。

「キル」デア?「キル」ケニー?

アイルランドの地名につく「Kil」(または「Kill」)はアイルランド語の「cill」が元らしく、「教会」という意味があるようです。

アイルランド南東部のKilkenny(キルケニー)やダブリンの西にあるKildare(キルデア)が、そのパターンになります。

確かに、キルケニーも聖カニス大聖堂などをはじめ、たくさんの教会があります。

また、Kildare(キルデア)という名前は、聖ブリギッドの修道院が樫の木の側に建てられたことに由来し、「Cill Dara(=church of the oak)」つまり「樫の木の教会」という意味を持っているようです。

St Brigid's Cathedral
St Brigid Cathedral – キルデアには聖ブリギットの大聖堂もあります

ちなみに、同じKil/Killでも、アイルランド語のcoillからの変換となっているパターンもあるらしく、地名によっては、「教会」という意味ではなく、「森(wood)」という意味として名前がついている場所もあるそうです。

「町」や「湖」を意味する地名

他にも、ballyは「town(=町)」や「homestead(=居住地)」というアイルランド語由来の意味があり、これにはアイルランドの南・コーク(Cork)のBallygibbonやケリー(Kerry)のBallybunnionという地名が当てはまります。

loughはアイルランド語のloch(=湖)から来ていて、地名にloughが入っている場合は、近くに湖があることがわかったりもします。

ダブリン(Dublin)の由来?

ダブリン城

英語のDublin(ダブリン)は、元は「Dubh Linn」で、black pool(黒い池)という意味。

昔、ダブリン城の辺りに黒い水の池があったことに由来するそうです。(Google Mapを眺めてみると、ダブリン城近くには「Dubh Linn」があります。

Dubh Linn

「ダブリン」のアイルランド語の地名は「Baile Átha Cliath(バイレ オーハ クリア)」なので、英語のDublinは、アイルランド語の地名からそのまま変換したのではなく、ニックネーム的なもの(=黒い池)のアイルランド語を英語に変換したものなんですね。

スライゴー(Sligo)の由来?

スライゴーの由来

アイルランドの北西に位置するスライゴーは、アイルランド語の「Sligeach」から来ており、「貝が豊富にある」といった意味なんだとか!

ベンバルベン(Benbulbin)という山のイメージもありますが、海沿いの地域なので、これも納得ですね。

たびわ
たびわ

Benbulbinも「Binn-Gulbain」を英語化した名前とかで、binnで「峰(peak)」や「崖(cliff)」の意味になるそうです。

なんだかアイルランド語が気になってきたという人はこちらも↓↓

アイルランドで一番長い地名?

アイルランドには異常に長い地名も存在します。

  • Muckanaghederdauhaulia
  • Illaungraffanavrankagh
  • Glassillaunvealnacurra

(全部読めない!泣

名前の長い地名はアイルランドの西側に多く存在します。

上の3つは全て22文字!

Muckanaghederdauhauliaはゴールウェイにある地名で、「二つの海の間にある豚の背のような尾根」といった意味になるそうです。

【番外編】アイルランドのヤバい地名?

アイルランド語由来だと信じたいのですが、ウェックスフォード(Wexford)のあたりには、ちょっとびっくりするような地名が点在しています・・。

Heavenstownはいいとして、Bastardstown(bastardには「クソ野郎」または「私生児」の意味がある)やHoretown(horeには「売春婦」の意味がある)、 ・・・それとあと1つさらにヤバいのがあるんですが、全部の地名を並べてみると、一体どんなことが過去にあったのさと勘繰ってしまうという・・。

とはいえ、Bastardstown近くにはきれいなビーチもあるようなので、ぜひいつか行ってみたいです!

アイルランドの地名は読めないからおもしろい?

読めない地名

アイルランドの地名も、調べると歴史や地形のことなどわかりおもしろいです!

中には神話に関連している地名もあるようで、探るとまた奥が深そう・・。

アイルランドでは標識やバスの掲示はアイルランド語と英語両方で書いてあるので、2つを見比べてどんな成り立ちで地名がついたか考えてみるのもおもしろいかもしれません!

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