現地での物価感覚を誤り、過剰に円からバーツへの両替をしてしまったことがあります。思った以上に手元にバーツが残り、最終的に日本円に戻すこととなりました。
ここでは、その時の経験を元に、バーツ→日本円での両替について、
- どこで両替するのがいいのか
- 両替するために知っておいた方がいいことは何か
をまとめてみます。
バーツ→円に両替できる場所はどこ?
バーツを日本円に戻したい時、両替できる場所は以下の通りです。
- 街の両替所(おすすめ)
- 銀行
- 空港の両替所
タイと日本、それぞれで上記の場所での両替ができますが、お得に両替するならタイですること!中でも街の両替所で日本円に替えるのが一番お得になるようです。
お得度は減るかもですが、上記の場所に加えて余った外貨を電子マネーに交換できるサービスもあるので後述します。
両替の時のレートの見方
両替所に行けば必ずあるレート表。バーツから円に両替する時にチェックすべきは「selling」の欄です。
「この両替所は円をこのレートで売りますよ」と表示している訳なのですが、実は自分も最初は全然意味がわからず・・レートを確認してもなお、「で、両替したらいくらになるの?」って思ってました・・笑
レートの見方ですが、例えば、0.2824 というレートが日本円のsellingの欄に表示されていたとします。この時、1円を買うために、0.2824バーツ必要という意味になるのですが、小数点があるとわかりづらいので、どちらも10,000倍してみます。
・・すると、
10,000円 = 2,824バーツ
つまり、両替屋さんは「2,824バーツくれるなら1万円あげるよ」と言っていることになります。
両替所に渡すバーツの額が少なくて1万円貰えた方が得なので、sellingの値を小さく出している所で両替した方が得ということになります。
バーツを日本円に戻す時の3つのポイント
バーツ→日本円への両替をするにあたっていくつか注意しておくべきポイントがあります。
1. 硬貨は両替できない(硬貨が戻ってくるのはあり)
sellingレート 0.2824 を例にした時、手元にぴったり2,824バーツあったら、そのまま1万円に両替して終了ですが、そんなうまいことぴったりの額を持ち合わせているなんてないですよね。
万一、ぴったりの額を持ち合わせていたとしても、両替所では硬貨を引き取ってくれません!!
タイのお札は、1,000バーツ、500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツの5種類。
仮に2,824バーツで1万円に両替できるとしても、5バーツ硬貨を渡しても受け取ってもらえないので、上の5種類のお札の組み合わせで払うしかありません。
そのため、例えば、うまくお札を組み合わせて2,840バーツを渡したとすると、1万円札と16バーツをもらうというような感じになるのです。(硬貨は引き取ってくれませんが、硬貨をお釣りとして出すのはありです。)
2. 最小単位は1万円?(千円札はある?)
両替所によっては1万円札しか用意のないところもあります。
sellingレートが 0.2824 だったとするなら、1,000円 = 282バーツとなり、282バーツあれば千円に両替できる計算になります。しかし、両替所に千円札の用意がなければ、最小単位は1万円となるのです。
説明の都合上、ここでまた一旦、「硬貨は両替所で引き取ってもらえないルール」を除外して考えてみましょう。
上で出したレートを使って、もしも、2,824バーツと282バーツが手元にあったとしたら、単純計算で1万1千円に両替できるはずですが、お店に千円札の用意がなければ、千円にすることはできないので、手元に結局282バーツ残ることになってしまいます。(2,824バーツ分は1万円に両替できたということ。)
つまり、バーツで持っている分のギリギリまで両替しておきたいなら、千円札の用意もある両替所に行かないといけないということです。
どうしても千円単位の両替ができなかったとしても、日本で余った外貨を電子マネーに交換できるサービスがあります!
タイバーツのみでなく、韓国ウォンや米国ドルなど一気に両替できるので便利です。手数料分はありますが、外国の紙幣やコインを眠らせておくよりはお得。
自分が利用した時は、スマホに入れてるICカードへのチャージャがうまくできなかったため、心配な場合はAmazonギフトカードやWAON、nanacoへのチャージをおすすめします。
3. 両替時はパスポート提示必須
両替の際にはパスポートの提示が必要です。せっかくレートがいいところを見つけても、パスポートがないと両替できないので、忘れずに持っていきましょう。
バンコクのショッピングモールの両替所でもお得?!
ここまで見て、街の両替所で両替するにも「どこで両替がいいの?」と思った方へ。バンコクはショッピングモール天国ですが、その中の両替所のレートも決して悪くありません。
1万円からの両替しか扱いのないところも多いですが、サイアム・パラゴンの1Fに入っているP&P Jewelryはネットでもたくさん情報が出ているように、レートも良く、以前に利用した2019年当時は千円札の用意もありました。
バーツを日本円に戻す手間をなくすために
タイは物価が思った以上に安く、最初の両替額・キャッシング額を見誤ると結構残金が多く出たりします。(←これは完璧に自分がやったパターン 笑)
またタイに行く予定があるなら、次のために「空港→市内」のタクシー代ぐらいは残しておいてもいいかもしれませんが、全額を日本円に戻せるかというと、レートや両替システムの都合上、そういうわけにもいかないこともあります。
できるだけ損をしたくないなら、やはり最初のバーツへの両替・バーツ引き出し額は少なめにしておくのが無難です。
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