アイルランドの音楽と言えば、フィドル(バイオリン)やティンホイッスル(笛)、アコーディオン、ギター、バウロン(アイルランドのフレームドラム)といった、アイルランドの伝統楽器などを用いて演奏される音楽を想像される方も多いと思います。
「ケルト音楽」というともう少し広い地域の音楽を指すことになりますが、アイルランドと言えば「ケルト音楽」と思う人も多いですね。ゲームのBGMを想像する人も多いイメージ?
実際にアイルランドのパブを訪れてみると、確かにそうした伝統的な曲を楽しむこともできますが、ライブセッションでは「アイリッシュ・フォーク」なども多く聴くことができます。
たびわ(@tabi_wa)もアイルランドワーホリ中には、常にアイルランドの曲がかかっているお土産屋さんで働いたり、ウクレレ教室でアイルランドの曲を演奏したりしたおかげで、定番からマイナーまで、だいぶいろんな曲を知りました。
音楽では全然素人ではありますが、現地で実際に曲を聞き回った経験を元に、ここでは、アイルランドでのパブデビュー(またはパブリピート)に備えて、押さえておきたいアイリッシュ・フォーク(アイルランドの民謡)をご紹介したいと思います!有名どころや定番をまとめます。
覚えておきたい!アイリッシュパブの有名ソング
1. Molly Malone(モリー・マローン)
「Molly Malone」はダブリンの「非」公式ソングで、「Cockles and Mussels」という曲名でも親しまれる曲です。
歌の内容はフィクションであるとされてきましたが、のちにモリー・マローンは実在したとされ、昼は魚売り、夜は売春婦だった(・・だから「非」公式ソング?)ともされています。ただ、実在の人物だった確証はないようです。パブでの遭遇率も高い定番曲だと思うので、是非歌詞を覚えて一緒に歌いたいですね♪
In Dublin’s fair city
https://www.lyricfind.com/
Where the girls are so pretty
I first set my eyes on sweet Molly Malone
As she wheeled her wheelbarrow
Through the streets broad and narrow
Crying “Cockles and mussels, alive, alive, oh”
Alive, alive, oh
Alive, alive, oh
Crying “Cockles and mussels, alive, alive, oh”
この歌を元にして、ダブリンにはモリー・マローン像もあります。
元々はグラフトン・ストリート(Grafton Street)にありましたが、今は、観光オフィス近くのサフォーク・ストリート(Suffolk Street)に移されています。
モリー・マローン像の胸に触ると幸せになると言われているせいで、像の胸はピカピカです!
2. Galway Girl(ゴールウェイガール)
一瞬、「え?エド・シーランの『Galway Girl』じゃないの?」と思うかもしれませんが、いえいえ、こっちも知っていて欲しい!
アイルランドの国民的アコーディオン奏者のシャロン・シャノンと、マンディによる2008年リリースの曲です。「デイ アイ エイ アイ エー(day-I-ay-I-ay)」のフレーズだけでも覚えて歌いたい!これも盛り上がる曲の1つです!
3. Whiskey in the Jar(ウイスキー・イン・ザ・ジャー)
「リンダマ ドゥーダマダー」という呪文のような歌い回しが耳に心地よい 笑
ウィスキーのスペルはアメリカと同じく“e”を入れて書きます。(カナダ、スコットランド、日本はwhiskyとスペルします。)
Mush-a ring dumb-a do dum-a da
https://www.lyricfind.com/
Whack fall the daddy-o
Whack fall the daddy-o
There’s whiskey in the jar
当時働いていたお土産屋さんでは、みんなの疲れがピークに達すると、なぜかこのサビの部分を合唱するという現象が度々起きてました・・笑
この曲が一番耳に残りやすかったらしく、仕事が終わって家に帰っても鼻歌うたってました 笑
Whiskey in the Jarは、アイリッシュロックバンドのシン・リジィ(Thin Lizzy)のカバーバージョンも有名です!
4. I’ll Tell Me Ma(アイル・テル・ミー・マ)
『Belle of Belfast City』というタイトルで覚えていましたが、『I’ll Tell Me Ma』とか『Tell Me Ma』とか、この曲もタイトルが様々あるよう・・。
ダブリンNo.1の観光パブ、The Temple Bar(テンプル・バー)でこの曲の生演奏に遭遇して、楽しく聞いたのを思い出します。
She is handsome, she is pretty
https://www.lyricfind.com/
She is the belle of Belfast city
She is a-courting one two three
Pray, would you tell me who is she
5. Dirty Old Town
ウクレレ教室で出会ったのがこの曲。この曲もど定番です。
ふとダブリンの景色を眺めていると、この曲がBGMで流れてきそうな気がしたりもします。
I met my love by the gas works wall
https://www.lyricfind.com/
Dreamed a dream by the old canal
I kissed my girl my the factory wall
Dirty old town
Dirty old town
シンプルなのに、とても哀愁を誘う曲です。
アイルランドで歌ってみる?
本当はまだまだ紹介したい歌がたくさんあるのですが、今回は5つをご紹介。
紹介動画でも何度か登場していますが、アイルランドのフォークグループといえば、The Dublinersが代表的です。もっといろいろ聞いてみたくなった方は、まずはそちらのグループからチェックしてみるといいかもしれません。
曲を知ってからパブに入ると、生演奏の楽しみが広がりますよ!!
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