「アイルランドに語学留学したい!」と思ったとき、詳しくプランを考える前に、どのくらいの費用がかかるものなのか気になる方は多いでしょう。
特に円安傾向が強く、レート変動が大きな時期であれば、その詳細が気になるはずです。
留学には、学費や航空券代などの渡航前にかかる費用(初期費用)と現地でかかる費用があります。
本記事では、留学のサポート経験がある筆者が、2026年の語学コースの費用相場や為替レートをもとに、アイルランド留学にかかる費用の目安を期間別に解説します。
費用を抑えるコツや、学校選びのポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事では2026年7月頭の為替レートに沿い、€1=183円を目安にしています。できるだけユーロでの表記をしているので、より正確な日本円額について見るには最新のレートもあわせて確認してください。
アイルランド語学留学にかかる費用
先に、アイルランド留学にかかるコース期間別の費用をざっと紹介すると、以下のようになります。
| 留学先でかかる費用(€) ・語学学校費用 ・滞在先費用 ・生活費 など | 日本で支払う費用(円) ・航空券代 ・保険料 など | 総額目安 | |
|---|---|---|---|
| 2週間 | €1,520〜2,180 (約28〜40万円) | 約20〜31万円 | 約48〜70万円 |
| 1ヶ月 | €2,420〜3,700 (約44〜67万円) | 約20〜32万円 | 約65〜100万円 |
| 3ヶ月 | €6,170〜9,670 (約113〜175万円) | 約20〜38万円 | 約135〜215万円 |
| 8ヶ月 | €12,200〜16,650 (約220〜305万円) | 約22〜50万円 | 約240〜355万円 |
※ユーロ額の円換算は€1=183(2026年7月時点のレート)を適用
学校費用は、留学エージェントを通して日本円で支払う場合もありますが、為替レートが関係するため「ユーロでかかる費用」として分類しています。
以下では、滞在期間別にかかる費用の内訳を詳しく解説します。
【コース期間別】アイルランド留学の費用内訳

留学の費用の内訳には、主に以下のような項目があります。
- 語学学校費用(コース費用、入学金、教材費など)
- 滞在先費用(ホームステイ代、シェアハウス賃貸料など)
- 航空券代
- 海外保険料
- 食費
- 交通費
- 通信費
- 娯楽費
ここでは、2週間、1ヵ月、3ヵ月、8ヵ月の期間で語学コースを受講する場合の留学費用をそれぞれ解説します。
なお、午後のコースを選ぶことで学校費用を抑えられる場合がありますが、目安として見るのは午前クラスの料金。また、コース費用は、日本人留学生から比較的評判のよい学校のうち、費用帯の異なる学校を幅広く参考にして算出します。
2週間 – 約45〜70万円
| 費用目安 | 日本円目安(€1=183の場合) | |
|---|---|---|
| 学費 [2週間分] (コース費用、入学金、教材費 など) | €480〜900 | 約8.8〜16.5万円 |
| ホームステイ費用 [2週間分] (手配料・光熱費込み) | €700〜750 | 約13〜14万円 |
| 空港送迎費用(片道) | €80〜100 | 約1.5〜1.8万円 |
| 食費 ※外食2回分を含めた場合 | €120〜160 | 約2〜3万円 |
| 交通費 | €60〜100 | 約1〜1.8万円 |
| 娯楽費 (アクティビティ参加費、旅費・お土産代など) | €60〜150 | 約1〜2.7万円 |
| 通信費 | €20 | 約0.4万円 |
| 航空券代 | 約20〜30万円 | |
| 海外旅行保険(任意) | 約0〜1.5万円 | |
| 合計 | €1,520〜2,180 + 航空券代&保険料 | 48〜70万円 |
※ホームステイは平日2食・土日3食付きでシングルルームの場合
※航空券代は東京出発の場合の目安
海外旅行保険はクレジットカード付帯のものの利用なら0円に抑えることが可能です。ただし、最低限の補償である点には注意しましょう。
2週間の留学は全体費用を抑えやすい一方で、長期留学と同様に入学金や航空券代などの固定費がかかるため、1週間あたりの費用は割高に感じられる場合があります。
1ヶ月 – 約65〜100万円
| 費用目安 | 日本円目安(€1=183の場合) | |
|---|---|---|
| 学費 [4週間分] (コース費用、入学金、教材費 など) | €750〜1,650 | 約14〜30万円 |
| ホームステイ費用 [4週間分] (手配料・光熱費込み) | €1,180〜1,280 | 約22〜24万円 |
| 空港送迎費用(片道) | €80〜100 | 約1.5〜1.8万円 |
| 食費 ※外食2〜4回分を含めた場合 | €180〜250 | 約3〜4.5万円 |
| 交通費 | €120〜200 | 約2〜3.7万円 |
| 娯楽費 (アクティビティ参加費、旅費・お土産代など) | €90〜200 | 約1.6〜3.7万円 |
| 通信費 | €20 | 約0.4万円 |
| 航空券代 | 約20〜30万円 | |
| 海外旅行保険(任意) | 約0〜2万円 | |
| 合計 | €2,420〜3,700 + 航空券代&保険料 | 65〜100万円 |
※ホームステイは平日2食・土日3食付きでシングルルームの場合
※航空券代は東京出発の場合の目安
学校によって週15時間のコースか週20時間のコースかで授業時間数が異なるため、費用に幅があります。
滞在期間が1ヵ月になると、学校アクティビティへの参加や週末旅行の機会も増えるため、娯楽費はやや余裕をもって見積もっておくと安心です。
3ヶ月 – 約135〜215万円
| 費用目安 | 日本円目安(€1=183の場合) | |
|---|---|---|
| 学費 [12週間分] (コース費用、入学金、教材費 など) | €1,600〜4,050 | 約30〜75万円 |
| ホームステイ費用 [12週間分] (手配料・光熱費込み) | €3,400〜3,900 | 約63〜72万円 |
| 空港送迎費用(片道) | €80〜100 | 約1.5〜1.8万円 |
| 食費 ※外食2〜4回分を含めた場合 | €480〜560 | 約8.8〜10万円 |
| 交通費 | €300〜400 | 約5.5〜7.3万円 |
| 娯楽費 (アクティビティ参加費、旅費・お土産代など) | €250〜600 | 約4.5〜11万円 |
| 通信費 | €60 | 約1万円 |
| 航空券代 | 約20〜30万円 | |
| 海外旅行保険(任意) | 約0〜8万円 | |
| 合計 | €6,170〜9,670 + 航空券代&保険料 | 135〜215万円 |
※ホームステイは平日2食・土日3食付きでシングルルームの場合
※航空券代は東京出発の場合の目安
3ヶ月の場合も保険はクレジットカード付帯のものを使えますが、補償が充実したプランを検討するのがおすすめです。
8ヶ月 – 約240〜355万円
学生ビザでアイルランドに滞在する場合、1年単位ではなく、8ヶ月単位で滞在が認められます。
ビザの規定で、コースは25週間以上の期間での申込みが必要です。

25週間以上のコースを申込み、学生ビザを取得すると、コース期間とは別に約10週間の「ホリデー」が認められます。
25週間のコース申込みで、最初の4週間をホームステイ、残りの7ヵ月をシェアハウスに滞在する場合の費用目安は以下のようになります。
| 費用目安 | 日本円目安(€1=183の場合) | |
|---|---|---|
| 学費 [25週間分] (コース費用、入学金、教材費 など) | €3,000〜6,000 | 約55〜110万円 |
| 試験料 | €150〜200 | 約2.7〜3.6万円 |
| ホームステイ費用 [4週間分] (手配料・光熱費込み) | €1,180〜1,280 | 約22〜24万円 |
| 空港送迎費用(片道) | €80〜100 | 約1.5〜1.8万円 |
| シェアハウス家賃 [7ヵ月分] ※月€700の物件の場合 (光熱費月€50〜70を含む) | €5,200〜5,400 | 約95〜98万円 |
| 日用品費 (トイレットペーパー・ティッシュなど) | €100〜130 | 約1.8〜2.4万円 |
| 食費 [8ヵ月分] ※5〜6回程度の外食分も含めた場合 | €1000〜1,230 | 約18〜22万円 |
| 交通費 | €540〜780 | 約9.8〜14万円 |
| 娯楽費 (アクティビティ参加費、旅費・お土産代など) | €490〜1,090 | 約9〜20万円 |
| 通信費 | €160 | 約3万円 |
| ビザ申請費用 | €300 | 約5.5万円 |
| 航空券代 | 約20〜30万円 | |
| 海外旅行保険(必須) | 学校の提携保険の場合€100〜150 (約1.8〜2.7万円) | 日本の保険加入の場合約13〜20万円 |
| 合計 | €12,300〜16,800 + 航空券代 | 255〜355万円 |
学生ビザに対応のコースはStudy & WorkやAcademic Yearのようなコース名で案内されています。コース終わりには英語試験を受ける必要があるため、試験の費用も必要です。
また、ビザの要件を満たすため、学校が提供する保険または日本から保険の手配が必要になります。
ビザ申請料の際には、€300がかかる点も確認しておきましょう。
全体の費用はライフスタイルによって大きく変動があるため、長期になるほど振れ幅は大きくなります。
たとえば、国内旅行やヨーロッパ旅行を多くしたり、外食を多くしたりすると、かかる費用は大きくなるでしょう。
一方で、学生ビザでの滞在の場合は、現地での就労が可能なため、たとえば、まかない付きの仕事に就いた場合は、食費は抑えやすくなります。

アイルランド留学費用を抑えるコツ

アイルランドでの留学にかかる費用を抑えるには、以下のポイントを意識してみましょう。
- 外食より自炊する
- 学割を活用する
- オフシーズンで計画する
- キャンペーンを利用する
- アルバイト収入で生活費を補う
- 奨学金制度を利用する
以下でそれぞれ詳しく解説します。
外食より自炊する
現地では外食が高くつきやすいため、できるだけ自炊を心がけることで食費を大幅に減らせます。
ファストフード系の食事なら比較的安く抑えられることもありますが、レストランでは、メインの1品で€20(約3,600円)を超えることもよくあります。

ダブリンで人気のレストラン「The Church Café Bar」のメニューを見てみると、2026年7月時点、フィッシュ&チップスは€23(約4,200円)、ギネスビール 1パイントは€8.5(約1,500円)です!
>> The Church Café Barのメニュー
一方、スーパーで手に入る食材の多くは税金がかからず、パスタやじゃがいもは1kgで€1.4程度(約250円)、大容量の食パン1袋で€1(約183円)ほどです。

現地のスーパー Tescoのオンラインスーパーを覗いてみると金額感をイメージしやすいかも!
>> Tesco オンライン
外食回数をなるべく減らし、自炊することでかなりの節約効果が見込めます。
学割を活用する
飲食店や映画館、観光施設で積極的に学割を活用するのも方法の一つです。
学生証のほか、学校が用意する学生専用アプリを提示することで、割引料金でサービスを受けられる場合も多くあります。
利用できるサービスを事前に確認し、上手に活用しましょう。
オフシーズンを狙って計画する
留学の時期を調整できるのであれば、計画の段階から、全体費用を抑えやすい時期を選ぶことも検討しましょう。
語学学校によっては、夏の時期に「summer supplement」として、コース費用に夏季追加料金が加算される場合があります。
夏のピークを避け、旅行のオフシーズンを選べば、コース費用や航空券代を抑えやすくなります。
ただし、冬は費用を抑えやすくはありますが、クリスマス時期は学校がお休みとなるため、授業がないまま滞在費がかかる場合があります。また、ホームステイ料金が割高になることもあるため注意しましょう。
語学学校のキャンペーンを利用する
早めに準備を進めておき、気になる学校のキャンペーン情報をチェックしておくのもおすすめです。
語学学校では授業料の割引や、入学金の免除など、特別オファーを出していることがあります。
学校から直接のオファーが出るだけでなく、留学エージェントが限定オファーを用意している場合もあります。
特に、夏休みやクリスマスホリデー前にはキャンペーンが実施されることが多く、翌年に開始するコースでも適用できる場合も多いです。
広く情報をチェックしておくようにすると、お得なプランを利用できる可能性が高まります。
また、語学学校の料金は10〜11月にかけて新料金に切り替わるため、早めに予約を進めておくのも効果的です。
学生ビザでアルバイトをして生活費を補う
費用を抑える方法とは異なりますが、学生ビザでの滞在なら、現地でアルバイトをして生活費の足しにすることもできます。
十分な資金を用意しておくことが前提ですが、現地で仕事が見つかれば、生活費の負担を軽減できるだけでなく、海外での就業経験も得られます。
現地での仕事探しをスムーズに進めるためには、出発前から英語力を磨き、英文履歴書(CV)の作成や面接に備えた準備を進めておきましょう。
奨学金制度を活用する
語学コースに適用できる奨学金は多くはありませんが、高校生・大学生の場合に、語学に加えて研究活動を計画しているのであれば、「トビタテ!留学JAPAN」の活用も検討しましょう。
また、都道府県や市区町村、民間財団が制度を設けていることもあるので、情報を探してみるのもおすすめです。
費用だけで決めない!アイルランド留学の学校選び
費用面を重視すると、つい学費の安さだけで学校を選びたくなるものです。しかし、留学では、費用とサービス内容のバランスを確認することも大切です。
たとえば、学校によっては、週20時間のコースを標準としているところもあれば、週15時間からコースを提供しているところもあります。
一見安く見えても、授業時間が短いだけというケースもあるため、授業料だけでなく、週あたりの授業時間やコース内容まで確認して比較しましょう。
また、価格がリーズナブルだとしても、学生の国籍バランスやサポート体制、設備がイメージと違ったということもありえます。
以下のようなポイントについて、自分が何を重視したいかを整理し、比較・検討することでミスマッチを防ぎやすくなります。
- 授業スケジュール
- 学生の国籍比率
- アクティビティの頻度
- サポート体制
- 学校の立地 など
学校の公式サイトやSNSだけではわからないことも多いため、留学エージェントを活用し、学校ごとの特色や評判を確認してみるのもおすすめです。
>> あなたにふさわしい留学プランから帰国後のキャリアまで留学なら【留学ジャーナル】
費用と条件のバランスを見てアイルランド留学を計画しよう

アイルランドへの留学費用は、滞在期間や学校選びによって大きく変わります。
事前に費用の目安を把握しつつ、無理のない予算で計画を立てましょう。
一方で、予算内に収めることも大切ですが、単に「安い」というだけで判断してしまうと後悔することもあります。
特に、留学費用の大部分を占める学費については、授業時間やサポート体制、学校の雰囲気なども詳しく確認して予算を当てるようにしてください。
費用と学習環境のバランスを見ながら、きちんと選ぶことが自分に合った留学プランを見つけることにつながります。



