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アイルランドの映画のおすすめは?名作から最新作までまとめて紹介

アイルランドの映画

イギリスのお隣の国・アイルランドが舞台の映画を探せば、また1つお気に入りの作品が見つかるかもしれません。

この記事では、アイルランドが舞台またはテーマとなっている映画を中心に、日本でも観られる作品を紹介します。

あわせて、上映中や公開予定の作品情報、アイルランド映画祭についてもまとめています。

より広くアイルランドの作品を知るきっかけになればうれしいです。

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音楽がテーマのアイルランドの映画

アイルランドの映画には音楽をテーマにする作品が多くあります。主な4作品を紹介します。

ONCE ダブリンの街角で

タイトルのとおり、アイルランドの首都・ダブリンが舞台の映画です。

ストリートミュージシャンの男とチェコからの移民の女が、音楽で心通わせていく様子を描くラブストーリー

ホームカメラで撮ったような手ブレ感があり、ドキュメンタリーのような独特の空気感のある作品です。

ダブリンの街並みも多く映し出され、アイルランドに行く機会があれば、映画のロケ地巡りも楽しいでしょう。

たびわ
たびわ

MovieMapsというサイトでは、映画のロケ地を検索できます!
「Serch map…」とある検索ボックスに「Ireland」と入れて検索すると、ロケ地をピンで確認可能。『ONCE ダブリンの街角で』のロケ地を見るなら、一番上の検索バーに「once」と入れると候補から選べます。
更新が止まっているのか、最近の映画だと情報がないかもです…

『ONCE ダブリンの街角で』は、2025年にSixTONESのメンバーである京本大我さん主演でミュージカルにもなりました。

シング・ストリート 未来へのうた

これもダブリンが舞台の映画。タイトルの「シング・ストリート」は、実在のSynge Street(シング通り)に由来します。(映画タイトルの原題は「Sing(歌う)Street」と綴ります!)

ひと目惚れした女の子を誘い入れるため慌ててバンドを組んだ主人公・コナーが、音楽活動にのめり込みながら、友情や恋愛、家族と向き合っていくストーリーです。

監督は『ONCE ダブリンの街角で』と同じくジョン・カーニー(John Carnery)。『はじまりのうた(原題:Begin Again)』やAmazonオリジナルドラマ『モダン・ラブ』のシーズン1のエピソードも生み出してきた監督です。

コナーの兄や、プロデューサー担当のダレンの英語はアイリッシュアクセントが強い印象。アイルランド英語に触れてみたい人にもおすすめの作品です。

英語は少しアイリッシュアクセントが強い印象です。アイリッシュアクセントに触れてみたい人も観てみるといいと思います。

ザ・コミットメンツ

1991年の公開から30年以上経っても楽しめる名作です。

ダブリンを舞台に、本物のソウルミュージックバンドを結成しようと集まった若者たちの物語を描きます。清々しい青春ストーリーに見えて、最後になんとも言えないもやもやが残る感じがリアル。

アイルランドを好きな人と映画の話をすると、年代問わず、この作品のタイトルが挙がる印象です。一度は観ておくとよい作品だと思います。

KNEECAP/ニーキャップ

厳密には、北アイルランド・ベルファスト(英国)が舞台の映画です。ただ、アイルランドを取り巻く歴史あってこその作品なので、ここで紹介します。

『KNEECAP/ニーキャップ』は、アイルランド語のヒップホップトリオ「KNEECAP」の半自伝的映画。

彼らがアイルランド語でラップを歌うグループを結成し、人気を集めていくまでを描きます。

メンバーが本人役で出演しているのもおもしろいところ。(しかも、演技がめちゃくちゃナチュラル!)

2025年8月の公開で、2026年1月時点、まだ配信はないようです。今後また上映または配信の機会があれば、歴史的知識は気にせず、まず観てみてほしい作品です。

映画公式サイト:https://unpfilm.com/kneecap/

▼歴史がわからなくても楽しめる作品ですが、背景を知ったうえで観るならこちらの記事もどうぞ

歴史がわかるアイルランド映画

分断された歴史を持つアイルランド。歴史がわかる映画を3つ紹介します。

マイケル・コリンズ

アイルランドの歴史映画といえば、『マイケル・コリンズ』。アイルランドの独立を描いた名作です。

歴史映画といっても、エンターテイメント性もあり、わりと見やすい作品だと思います。

主役を演じたリーアム・ニーソンは、北アイルランドの出身。『ナルニア国物語』のライオン「アスラン」の声を担当した俳優です。

歴史に関連してダブリンの場所が多く登場し、映画を観ると現地の歴史観光も楽しめるはずです。

▼マイケル・コリンズで歴史を学ぶならこちらの記事も

ベルファスト

この映画も正しくは北アイルランド・ベルファスト(英国)が舞台。アイルランドの歴史を知るうえではチェックしておきたい作品です。

監督はベルファスト出身で、俳優でもあるケネス・ブラナー。自身の幼少期を投影した自伝的作品となっています。

北アイルランド内での紛争の様子を全編モノクロで描く作品で、重苦しい映画のように見えるかもしれません。

それでも、クスッと笑えるシーンもあり、無邪気な主人公・バディの目線で周りの人たちのあたたかみを感じられる作品です。

プルートで朝食を

北アイルランド問題が深刻化していた時代、実母を求めてアイルランドからイギリスへ渡った主人公・パトリックの物語を描く作品です。

養子として育てられたパトリックは、子どものころから洋服や化粧に興味がある男の子。トランスジェンダーである主人公の葛藤と、当時の北アイルランドの様子が垣間見える映画です。

歴史をしっかり学ぶというよりも、映画のなかの出来事を通して当時の社会状況や空気感がわかる作品です。

主演は『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィー。『マイケル・コリンズ』で主役を務めたリーアム・ニーソンもリーアム神父役で登場します。

▼『プルートで朝食を』についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
たびわ
たびわ

アイルランドの歴史を学ぶなら、アイルランド独立戦争と内戦を背景に、対立する兄弟を描く『麦の穂をゆらす風』があります。ただし、この映画は配信がなく、日本では観られる機会がほとんどないのが残念なところです…

アニメーション映画

アイルランド発のアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン(Cartoon Saloon)」が手掛ける作品には、「ケルト3部作」として知られる作品があります。

ブレンダンとケルズの秘密

カートゥーン・サルーン初の長編アニメ作品『ブレンダンとケルズの秘密(原題:The Secret of Kells)』は、2009年公開。

アイルランドの国宝「ケルズの書」が完成するまでの物語をモチーフに作られています。

プロジェクションマッピングのような世界観がとても印象的な作品です。

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

ケルト3部作の2作目は『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』。

この作品でも、まるで絵本が動き出したような、幻想的で独創的な世界が広がります。

アイルランドの神話をベースにしており、妖精・セルキーと人間の間に生まれた子どもの冒険を描くストーリーです。

セルキーの伝説を軸にした作品なら、アイルランド南部・コークの美しい景色を楽しめる『オンディーヌ  海辺の恋人』もあります。(物語の展開はだいぶどんでん返し…)

▼セルキーの掘り下げ解説はこちらの記事にまとめています。

ウルフウォーカー

『ウルフウォーカー』はApple TVで公開の作品。

ハンター見習いのロビンと、人間でもあり、オオカミでもある「ウルフウォーカー」のメーヴの友情を描きます。

作品はApple TVかBlu-rayでの視聴に限られますが、カートゥーン・サルーンの世界観をより感じられるのでおすすめです。

たびわ
たびわ

『ウルフウォーカー』についても解説がある『絶滅したオオカミの物語: イギリス・アイルランド・日本』という本もおすすめ。オオカミが物語でモチーフとしてどう扱わられるかが詳しく解説されています。

映画公式サイト:https://child-film.com/wolfwalkers/

ドラマ系のアイルランド映画

人間の生き方や考え方に触れられる映画として、以下の2つを紹介します。

ブルックリン

アイルランドを離れ、ニューヨーク・ブルックリンで暮らすことになったエイリシュという一人の女性の物語を描く作品です。

アメリカとアイルランドが舞台となり、映し出される景色で主人公の心情の変化が細かく描かれています。

着ている服の色にも心情の変化が表されているように思います。ぜひあわせてチェックしながら見てみてください。

コット、はじまりの夏

9歳のコットが、アイルランドの田舎町にいる親戚夫婦との暮らしのなかで、自分の居場所を見出していくまでを描く作品です。

シーンのほとんどはアイルランド語で描かれます。

「このシーンが衝撃!」などというよりも、映画全体の雰囲気で伝わるものがあり、とにかく作品を観てほしいと思う映画です。

\2025年に原作『Foster』が日本語に翻訳されました/

まだあるアイルランド映画

アイルランド映画は他にもまだまだあります。実際に見ておもしろかった作品をリストアップしておきます。(※北アイルランドの映画も紹介しています。)

  • ウェイクアップ!ネッド(原題:Waking Ned)』(1998年公開)
    → よく考えると大変な事件なのですが、コメディータッチの作風でなんだかあたたかい気持ちで見られる作品です。
  • ぼくたちの哲学教室(Young Plato)』(2023年)
    → 宗派闘争の歴史かかえる北アイルランド・ベルファストにある男子小学校での哲学の授業を記録したドキュメンタリー映画。子どもの素直な感情表現に度々涙目にさせられつつ、考えることの価値や対話の意味を改めて認識させられた作品でした。

他にもまだあるアイルランド映画をリストにしておきます・・

  • 『オフェンダー 〜コソ泥珍道中〜(Young Offernders)』
    (コークが舞台のコメディ映画)
  • 『FRANK -フランク-(Frank)』
    (独特な世界観を持つ映画。シュールな中に人間らしさを描いた作品です。)
  • 『恋人はアンバー(Dating Amber)』
  • 『ダブリン上等!(Intermission)』
  • イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)
  • 『グッド・ヴァイブレーションズ(Good Vibrations)』
    (北アイルランドが舞台。実話に基づく音楽を愛する人の物語。果たして成功物語と呼ぶかどうか・・)

AmzonプライムやU-NEXTなどでアイルランドが舞台の映画作品を見ることができるのですが、ライセンスの都合なのか、ある時から急に見られなくなったりするのがなかなか辛いところ・・。

気になる作品は早めに見ておいた方がいいかもしれません。

【随時更新】上映中・公開予定のアイルランド映画

上映中または公開予定のアイルランド関連映画の情報をまとめて紹介します。

2026年1月13日に情報を更新しました

ホラー映画『FRÉWAKA/フレワカ』|2026年2月6日〜

アイルランドの民間伝承やケルト神話が背景にあるというフォークホラー。

人里離れた村に住む老婆の介護に訪れた看護師が、”何か” の気配を感じるところから物語がはじまるようです…。

作品には、アイルランドの公用語である英語ではなく、アイルランド語が使われます。

宣伝では 「『ミッドサマー』に続くフォークホラー」 なんて書かれ方もあり、2026年の注目作品になるのではないでしょうか?

たびわ
たびわ

予告にも登場する藁を被った姿は、現在もアイルランドの一部地域の行事で「Wren boys(レンボーイズ)」として見られるもの。どういう意味を持つのでしょうか??

映画公式サイト:https://frewaka.jp/

小説を映画化!『決断するとき』|2026年3月20日〜

『コット、はじまりの夏』の原作者でもあるクレア・キーガンの作品が映画化。

日本では、2024年に『ほんのささやかなこと』というタイトルで原作本の翻訳が出版されていました。

日本で映画が公開されるなら本と同名のタイトルだろうと思っていたら、『決断するとき』になったのですね!

若い女性が労働を強いられていたマグダレン洗濯所に関連した物語となっており、内容は重めです…

原作を読んでから映画を観てみるのもおすすめです。

映画公式サイト:https://unpfilm.com/ketsudan/

アイルランド映画祭|5月末〜6月半ばごろ開催

もっとコアにアイルランド映画を楽しみたいという方には、毎年5月末ごろから開催の「アイルランド映画祭」がおすすめ。

2023年以来、3年連続で開催されているイベントです。

開催は東京のみとなりますが、隠れた名作や注目の作品を映画館で楽しめます

一部作品の上映後には、ゲストを招いたトークイベントや音楽演奏がついている場合もあります。

過去3回の開催では、この記事で紹介した『ザ・コミットメンツ』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『コット、はじまりの夏』といった作品のほか、ドキュメンタリー映画や短編も上演されました。

映画賞を受賞した作品を含め、毎年7〜8作のライナップとなるので、ぜひチェックしてみてください。

イベント公式サイト:https://irishfilmfes.jp/

アイルランド映画のお気に入りを見つけよう

アイルランドの映画作品を名作から最新作まで紹介しました。

作品入れ替わりは激しいものの、Amazonプライム・ビデオやU-NEXTなどの各種配信プラットフォームで観られることが多い作品ばかりを集めて紹介したので、ぜひチェックしてみてください。

▼アイルランドを本でもっと知りたい方にはこちらの記事もあります。
▼映画のおともに紅茶をお探しならこちらで紹介しています!

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