『モダン・ラブ』(原題:『Modern Love』)は、いくつもの恋愛エピソードが集まったオムニバス形式のドラマです。Amazonオリジナル作品として、シーズン1(2019年)とシーズン2(2022年)が公開されています。中でも、『モダン・ラブ』シーズン1がとてもよかったので、あらすじやキャストの情報と合わせて、見どころをまとめました。
『モダン・ラブ』シーズン1
『モダン・ラブ』はニューヨーク・タイムズ紙の人気コラムに寄せられたエッセイを元に作られた恋愛ドラマです。1話30分ほどで1話完結型。シーズン1では全部で8つのエピソードが集められています。
『モダン・ラブ』のあらすじ
『モダン・ラブ』シーズン1の8つの物語のタイトルは次の通り。
エピソード 1 | 『私の特別なドアマン』 |
2 | 『恋のキューピッドは世話好き記者』 |
3 | 『ありのままの私を受け入れて』 |
4 | 『夫婦という名のラリーゲーム』 |
5 | 『デートの幕あいは病院で』 |
6 | 『パパみたいな人とデート?』 |
7 | 『僕らが見つけた家族のカタチ』 |
8 | 『人生の最終ラップは より甘く』 |
細かなあらすじを語ると長くなってしまいそうなので、物語のテーマをまとめると、シングルマザーや同性愛、失恋、友情といった様々な愛の形といったところ。
思わず泣いてしまうもの、クスッと笑ってしまうもの、ほっこりするものなど、見終わった時にほっとするストーリーたちです。
様々な場所の、様々な時間を切り取って見ているようで、映画『ラブ・アクチュアリー』のストーリー構成のような感じがあります。
1話完結のオムニバス形式なので、どのエピソードから観てもいいのですが、エピソード8はそれぞれのストーリーがさりげなくすれ違っていくので、最後に観るのがおすすめです。
『モダン・ラブ』を観られるのはAmazonプライムビデオ
Amazonのオリジナルドラマのため、『モダン・ラブ』を観られるのは、Amazonプライムビデオ一択です。
現在は、シーズン1、シーズン2、それから日本版の『モダンラブ・東京 ~さまざまな愛の形~』、オランダが舞台の『モダンラブ・アムステルダム』が全てプライム会員対象作品として公開されています。
『モダン・ラブ』シーズン1の見どころ
『モダン・ラブ』でも特におすすめしたいシーズン1の見どころを紹介します。
見どころ1:豪華キャスト+まさかのマル秘ゲスト
ドラマに出演しているのは、アン・ハサウェイや『スラムドッグ$ミリオネア』にも出ているデーヴ・パテールなどですが、まさかのあるミュージシャンまで出演しています!役としても、まさかな役だったので、是非その辺も注目して見て欲しいです!(ヒントはエピソード7!)
見どころ2:ジョン・カーニー監督作品
シリーズの製作・脚本・監督を務めたのはアイルランドの映画監督ジョン・カーニーです。
『Once ダブリンの街角で』や『シング・ストリート 未来へのうた』など、音楽で人の心の動きをとても美しく表現する監督の作品とあって、『モダン・ラブ』のどのエピソードもやわらかく、ほっとするストーリーです。特に、1話、2話、3話、7話のエピソードについては、カーニー監督がメインで担当していて、とても素敵に「愛」が描かれています。
この監督は元バンドマンで、ドラマのオープニング曲『Setting Sail』の作曲も担当しています。
オープニングだけでなく挿入歌も素敵で、監督のこだわりが出ているようです。
ちなみに、『モダンラブ・東京 ~さまざまな愛の形~』は監督も出演者も全て日本人により作られており、まさに日本版『モダン・ラブ』という感じ。その後公開となった『モダンラブ・アムステルダム』もジョン・カーニーとは別の監督たちの作品となるようです。
見どころ3:つながるストーリー
オムニバス形式と言いながら、結局8話目に全ての物語が1つの世界にまとまります。エピソード8で、いくつかの別エピソードの裏付けとなるような場面も登場し、ちょっとした演出ですが、全て見終わってからまたシーズン全体を見直したくなるようなドラマ構成がおもしろいです。
全体を通して、「誕生」から「死」までテーマ遷移していくのも作品としてとてもおさまりがいい気がします。
『モダン・ラブ』がいい!
『モダン・ラブ』では、登場人物たちの素朴な部分がとてもよく描かれています。
隠していた弱い部分を出した時、周りの助けや本当の自分に気づいて前向きに進んでいく登場人物たちが、1話終わるごとにいい感じに余韻を残してくれます。そんな余韻を感じに、ぜひドラマを観てみてはいかがでしょうか?
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