アイルランドの気になるイベント情報を集めました。
行ったことがあるものは写真も並べて、行ったことはないけど気になるものもいくつかピックアップしてまとめています。(・・そして、実際に気になるイベントに行ったら、記事が更新される予定です。)
季節や月ごとに並べているので、気になるところからご覧ください。
※一部北アイルランドのイベントも取り混ぜてアイルランドのイベントとしています。
アイルランドの春のイベント
アイルランドの3月はまだ寒く、雪が降ることもありますが、ひとまず春として3月のイベントから紹介します。
3月のイベント
セント・パトリックス・デー / St. Patrick’s Day(アイルランド各地)
アイルランドのイベントと言えば「コレ!」というくらい有名なのがセント・パトリックス・デーです。
アイルランドの聖人・聖パトリックの命日にちなんだもので、アイルランド各地で催しものやパレードなどが行われます。
聖パトリックと深い関わりのあるシャムロック(=三つ葉のクローバー)がモチーフとして多く使われ、みなグリーンカラーに身を包んでお祝いをします。
2022年以降、ダブリンのパレードはFacebookでストリーミング配信されるようになっています。
どんな感じか気になる方は、配信録画をどうぞ→2024年配信:LIVE from Dublin: St. Patrick’s Day Parade
4月のイベント
アイルランドの4月もちらほらとイベントはありますが、特に際立つものがないようです。
大きなイベントはありませんが、イースターの時期でもある4月は、学校も2週間ほどお休みになる時期です。旅行者の増加に合わせてホテルの料金が上がったりすることもあります。
アイルランドの夏のイベント
5月のイベント
ブレイ・ジャズ・フェスティバル / Bray Jazz Festival(ウィックロー)
5月もイベント情報が乏しいところがありますが、Bray Jazz Festival(ブレイ・ジャズ・フェスティバル)があるようです。
ジャズ・フェスティバルは、ブレイの他、コークやゴールウェイ、リムリックなど時期はさまざまに開催されています!
6月のイベント
ブルームズデー・フェスティバル / Bloomsday Festival(ダブリン)
Bloomsday Festival(ブルームズデー・フェスティバル)は、6月半ばの1週間にかけて開かれるイベントです。
アイルランドを代表する作家、ジェームズ・ジョイスの作品『ユリシーズ(Ulysees)』が6月16日の物語であることにちなんで開催されます。
イベント名は作品の主人公・レオポルド・ブルームの名が由来となっています。
物語ゆかりの地を訪れたり、演奏や演劇などのパフォーマンスを楽しむことができます。
7月のイベント
ベルファスト・トラッドフェスト / Belfast TradFest(北アイルランド・ベルファスト)
Belfast TradFest(ベルファスト・トラッドフェスト)は、夏(7月末ごろ)と冬(2月)で開催の音楽イベント。
コンサートの他、アイルランド伝統のフォークダンスなども楽しめます。
あちこちのパブでセッションが開催され、音楽とお酒(ノンアルでも)を楽しむことができるイベントで、サマースクールもあり、音楽をやっている人はレッスンも受けることができます。(初心者や子ども向けのクラスもあります。)
インターナショナル・アート・フェスティバル / Galway International Arts Festival(ゴールウェイ)
Galway International Arts Festival(インターナショナル・アート・フェスティバル)は、7月後半の2週間にかけて開催されるイベントです。
アイルランド国内外から作家やアーティスト、パフォーマーが集い、演劇やダンス、ビジュアル・アート、音楽、コメディなど、たくさんの芸術作品を楽しむことができます。
アイルランドの秋のイベント
8月のイベント
ダブリン・ホース・ショー(ダブリン)
8月の半ばに開催されるのは、Dublin Horse Show(ダブリン・ホース・ショー)。
「アイルランド」で「馬」というと競馬を想像する人もいるかもしれませんが、こちらは障害物を優雅に越えていく馬たちを見られるイベントになります。
ショーの他にも、ふだん目にすることない乗馬関連グッズの販売、その他雑貨などの販売もあります。
スプリー / Spraoi(ウォーターフォード)
Spraoi International Street Arts Festival(スプリー・インターナショナル・ストリートアート・フェスティバル)は、歌やダンスなど、屋外でのパフォーマンスを楽しめるイベントです。
Spraoiはアイルランド・ゲール語で「fun」を意味します。8月頭、祝日休みと被せた3連休の頃に開催されます。
世界中からミュージシャンやパフォーマーが集まり、パレードも行われる楽しいイベントです。
フラー・キョール / Fleadh Cheoil(マリンガー、スライゴーなど)
Fleadh Cheoil(フラー・キョール)は、8月上旬いっぱい開催の音楽コンテストイベントです。
開催地は2年周期で変わり、2024年はウェクスフォードでの開催でした。
2022年にはゴールデン・ボンバーの鬼龍院翔さんがケルト音楽を深く知るべく訪れたということで、界隈がざわついたりもしてました。
ウクレレ・フーリー / Ukulele Hooley(ダブリン)
Ukulele Hooley(ウクレレ・フーリー)は名前の通り、ウクレレの演奏を楽しめるイベントです。
毎年8月最後の土日に、ダブリン南部のダン・レアリーのPeople’s Parkで開催されるイベントで、野外で様々なアーティストの演奏を楽しむことができます。
ウクレレを持っていけば、BIG JAMの時には一緒にウクレレを弾いて参加もできます。(BIG JAMは、ステージと観客が一体になってウクレレを奏でる中に入れるので、ウクレレなしでも楽しい気分になれます!)
このイベントに行ってからたびわもウクレレを現地購入し、アイルランドでウクレレ教室にも行きました 笑
→ ウクレレについても記事書いてます:気になるならウクレレを始めてみるべき理由
開催場所のPeople’s Parkは、マーケットの開催地でもあり、ウクレレのイベントとドッキングして、よりワイワイ楽しい感じになってました。
9月のイベント
カルチャー・ナイト / Culture Night(アイルランド各地)
Culture Night(カルチャー・ナイト)はアイルランド中で開催のイベントで、美術館や博物館、ギャラリー、教会や図書館、政府施設など多くの場所が無料開放となります。
過去には、写真のように、暗闇の中で光る太鼓の演奏体験なんかもありました。
ゴールウェイ・インターナショナル・オイスター&シーフードフェスティバル / Galway International Oyster and Seafood Festival(ゴールウェイ)
Galway International Oyster and Seafood Festival(ゴールウェイ・インターナショナル・オイスター&シーフードフェスティバル)は、9月末の金・土・日の3日間で開催されるイベントです。
オイスターシーズンの幕開けを祝うフェスティバルで、目玉にはオイスター早剥き選手権があります。
入場にはどの日もチケットが必要で、基本有料となりますが、3日目に当たる日曜のチケットは無料で取得が可能です。日曜はワークショップや料理教室など、ファミリーで楽しめる1日となっています。
エレクトリック・ピクニック / Electric Picnic(リーシュ)
Electric Picnic(エレクトリック・ピクニック)は、リーシュ県(Laois)で開かれる野外音楽イベント。
日本でいうフジロック的なイベントでしょうか。
会場をドローンで撮影しているというこちらの映像でイメージをご想像いただけると思います。
毎年チケットがすぐに完売の人気イベントのようです。
アイルランドにいた頃、周りで行くって言ってたアイリッシュも多かったです。
10月のイベント
アイルランドの10月はぜひチェックしたいイベントが目白押し。
オープンハウス・ダブリン / Open House Dublin(ダブリン)
Open House Dublin(オープンハウス・ダブリン)は、10月半ば、ダブリンで重要な建築物の内部を無料で見学できるイベントです。
普段公開されないところを見られるとあって、こちらも毎年注目のイベントです。
普段有料のところを無料開放にしてしまうってすごいですよね!普段子どもが入れないところが子ども向けにも開放されたりもするみたいです。
ギネス・コーク・ジャズフェスティバル / Guinness Cork Jazz Festival(コーク)
Guinness Cork Jazz Festival(ギネス・コーク・ジャズフェスティバル)は10月最後の週、祝日を挟んで開かれるイベントです。
チケットを購入して聞ける演奏もありますが、以前に行った時は、コークのあちこちがジャズの演奏会場となり、様々なアーティストの演奏を楽しむことができました。
まるでパブ巡りをしながら音楽を楽しめることになるので、パブと音楽好きにはたまらないイベントでした。
ブラム・ストーカーフェスティバル(ダブリン)+ ハロウィン(各地)
元を辿ればケルトにつながるというハロウィンは、アイルランドにとってもつながりの強いもので、ダブリンなど各地でハロウィンパレードが行われたりします。
イベントの開催時期の前後は、街にも仮装した人がちらほらいて楽しげな雰囲気が感じられたりもします。
デリー・ハロウィン / Derry Halloween(北アイルランド・デリー)
ハロウィンイベントといえば、Derry Halloween(デリー・ハロウィン)も有名です。
ちょうどハロウィンの時期、10月31日の周辺の日程で開催されます。
ヨーロッパで一番大きなハロウィンフェスティバルとされており、音楽やパレードの他花火なども楽しめます。
アイルランドの冬のイベント
11月のイベント
11月は特に際立ったイベントの情報が見つかりませんでしたが、Cork International Film FestivalやWaterford Film Festivalなど映画祭系のイベントは割と充実しているかもしれません。
12月のイベント
クリスマスイベント(アイルランド各地)
ダブリンでのクリスマスパレードやクリスマスマーケットに限らず、クリスマスの時期もあちこちで様々なイベントが開催されます。
- ゴールウェイ・クリスマス・マーケット(11月下旬〜12月下旬ごろ)
- ウォーターフォード・ウィンターバル(11月末〜12月末ごろ)
- コークマス – コーク・クリスマスセレブレーション(11月末〜クリスマス前ごろ)
ゴールウェイのクリスマスマーケットがいいという噂を聞きましたが、個人的にはウォーターフォードのイベントが気になっています!
1月のイベント
ニュー・イヤーズ・フェスティバル / New Year’s Festival(ダブリン)
New Year’s Festival Dublin(ニュー・イヤーズ・フェスティバル・ダブリン)では、カウントダウンコンサートの他、花火など年明けのカウントダウンを盛り上げる催し物がダブリン中心部で開催されます。
トラッド・フェスト / TradFest(ダブリン)
TradFest(トラッド・フェスト)もまた、GPO(中央郵便局)や聖パトリック大聖堂などを会場にアイルランド音楽を楽しめる豪華なイベントです。
多くの演奏がチケット制ではありますが、無料のパブセッションやストリートでのバグパイプ演奏なども楽しむことができます。
2月のイベント
シックス・ネイションズ(アイルランド・他5カ国)
Six Nations Rugby(シックス・ネイションズ:ラグビー欧州6カ国対抗戦)は、毎年2月〜3月にかけ、アイルランド(アイルランドと北アイルランド合同)、イングランド、スコットランド、ウェールズ、フランス、イタリアの6ヶ国がラグビーで競う、140年以上の歴史ある大会です。
アイルランドやイングランド、スコットランド、ウェールズ、イタリアのスタジアムで試合が行われるので、この時期は、スタジアムでラグビー観戦もいいですし、パブで熱狂する人たちと一緒に試合観戦するのもいいですね。
ダブリン・インターナショナル・フィルムフェスティバル / Dublin International Film Festival(ダブリン)
Dublin International Film Festival(ダブリン・インターナショナル・フィルムフェスティバル)は2月末から3月頭にかけて開催のイベントです。
アイルランドで一番大規模な映画祭になります。
7月のイベントとして紹介したベルファスト・トラッドフェストは2月にも開催です!
アイルランドで何しよう?
以上、季節別・月別にアイルランドのイベント情報をまとめてみました。
まだまだここにまとめられていない魅力的なイベントもあるはずです。
せっかくアイルランドに行く(いる)なら、季節折々のイベントも楽しめるとより文化体験が深まりますね。
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