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ヨーロッパ行くならETIAS(エティアス)!2025年までに知っておくべきこと

ヨーロッパ行くならETIAS ヨーロッパ

世界ランキング3位と言われる日本のパスポートを持っていれば、特別なビザの申請なしに189カ国(2023年現在)もの国に行くことができます。

ただ最近は、電子渡航認証システムの導入が進み、ビザの免除をされる国からの渡航者の適格性を判断するために、電子システムへの申請を義務付ける国が増えています。

オーストラリアはETAS、アメリカはESTA(2009年〜)、カナダはeTA(2016年〜)、ニュージーランドはNZeTA(2019年〜)を導入しています。

ヨーロッパでも、シェンゲン協定国への渡航については、現在、ETIAS(エティアス)という欧州渡航情報認証システムの導入準備がされています。

ここではそのETIASについて解説します。

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ETIAS(エティアス)とは?

ETIASとは、European Travel Information and Authorization System(欧州渡航情報認証システム)の略称です。

ヨーロッパの中でも、シェンゲンビザ地域への入国に際して、パスポート情報をユーロポール(欧州警察機構)などから照会し、審査を行うというものです。

シェンゲンビザ地域、またはシェンゲン圏とは、シェンゲン協定に属する27のヨーロッパの国からなる区域です。EU加盟国27国と重なる地域もありますが、ノルウェー、アイスランド、スイス、リヒテンシュタインの4つの非EU加盟国も含まれます。

アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、クロアチア、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

この制度は、2024年からの導入が予定されていましたが、2023年12月の時点の情報では、2025年半ばからの導入とされてます。

日本国籍の人は、引き続き特別なビザの取得は必要なくシェンゲンビザ地域への渡航が可能ですが、旅行前にETIASの申請・許可を取っておかなくてはならないということになります。

ETIAS 情報ページ(EUサイト):https://travel-europe.europa.eu/etias_en

たびわ
たびわ

【注意】現在、ETIASで検索すると日本語のページを含め様々な情報ページが出てきます。

ETIAS導入後は、公式サイトを偽って申請額を騙し取ろうとするものも出てくる予感がするので、見ているサイトが本当に正しいサイトか見極める必要があります。

今のところは、英語表記となりますが、EUのサイトが一番信頼できると思います。

ETIASについて知っておくべき3つのこと+1つ

ETIASの概要がわかったところで、もう少し詳しくみていきましょう。

1. ETIASの申請方法

EUサイト内、「What you need to apply」のページを確認すると以下のことが読み取れます。

  1. 渡航書類が必要
    *基本的にはパスポート(10年以内発行で、3ヶ月以上有効期限があるもの)
  2. 申請書の記入が必要
    • 氏名、姓、生年月日、出生地、国籍、住所、メールアドレス、電話番号などの個人情報
    • 旅券の詳細
    • 学歴や現在の職業
    • ETIASを必要とする国への渡航および滞在に関する詳細
    • 犯罪歴、戦争・紛争地域への渡航有無、国外退去処分の有無
  3. 申請料€7のカード支払いが必要
    *18歳未満の人と70歳以上の人は支払い免除

申請後、数分以内、遅くとも96時間以内でETIASの発行をしてもらえるようですが、できるだけ早めに申請をしておけるのが安心のようです。

2. ETIASの有効期限

ETIASの有効期限は3年ですが、登録したパスポートの期限がその前に切れる場合は、パスポートの期限が優先されます。

有効期限が切れる前に、メールでお知らせが来るようになるそうで、期限前120日前から新しいETIASの申請ができるそうです。

3. 長期留学・ワーホリの人のETIAS

ETIAS導入となった時、学生ビザやワーホリビザ、その他のビザを持っている日本国籍の人はどうなるのでしょうか。

Frequently asked questions about ETIASを確認すると、以下のような記載があります。

I come from a visa-exempt country, but I live permanently in the EU – do I need an ETIAS travel authorisation?
(ビザ免除国の出身ですが、EUに永住しています – ETIAS渡航認証が必要ですか?)

No. ETIAS is a travel authorisation that covers nationals of visa-exempt countries coming to the EU for short-term stays. If you have a residence permit, residence card, or a document issued by any of the European countries requiring ETIAS which authorises your stay, you do not need an ETIAS travel authorisation.
(ETIASは、EUに短期滞在するビザ免除国の国民を対象とした渡航認証です。滞在許可証、在留カード、またはETIASを必要とする欧州諸国が発行した滞在を許可する書類をお持ちの場合は、ETIAS渡航認証は必要ありません。)

https://travel-europe.europa.eu/etias/faqs-etias_en

留学やワーホリの場合、永住ではないので、上記の内容が100%当てはまるとは言い切れませんが、滞在許可証や在留カードがあればETIASは不要ということになるのかもしれません。

ただ、ヨーロッパに長期滞在となれば、周辺の国に旅行や出張で移動することもあると思うので、やはりETIASが必要となる可能性は高いと思います。

イギリス・アイルランドへ行く場合のETIAS申請

イギリスもアイルランドも、シェンゲン協定国ではないではないため、ETIAS対象外となる可能性が高そうです。

たびわ
たびわ

EU加盟国とシェンゲン協定国は混乱しやすいですが、2023年現在、

  • イギリスEUを離脱&シェンゲン協定非加盟国
  • アイルランドEU加盟国&シェンゲン協定非加盟国

なお、アイルランドやイギリスに渡航する場合、経由地としてETIAS必須の国を通る可能性もあるかと思いますが、トランジットのみであれば、ETIASは必要ないようです。

you do not need an ETIAS travel authorisation if you only remain in the international transit area. However, you must have a valid travel authorisation if you leave this area and enter the territory of any of the European countries requiring ETIAS.
(トランジットエリアに滞在するのみであれば、ETIAS渡航認証は必要ありません。ただし、トランジットエリアを出てETIASを必要とする欧州諸国の領域に入る場合は、有効な渡航認証が必要です。)

https://travel-europe.europa.eu/etias/faqs-etias_en

ETIASの最新情報をチェック

ETIAS(欧州渡航情報認証システム)についてまとめましたが、このシステムはまだ準備の段階にあります。

当初は2021年からの導入が予定されていましたが、コロナの影響などあり、まだ予定通りに進んでいないところもあるようです。

今後、さらに詳しい情報がアップされていくと思うので、しっかり情報収集して本格導入の時に備えつつ、実際の渡航時にはスムーズに手続きを進められるようにしたいですね!

ETIASページ(EUサイト):https://travel-europe.europa.eu/etias_en

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