2020年にビザの発給件数を400件から800件に増枠した矢先、コロナ禍で2年の申請受付停止を余儀なくされたアイルランドワーホリビザですが、現在は、通常通り年2回の申請期間が設けられています。
審査方法は先着順でないそうで、800件に発給増枠以降、落ちるという話も聞いていません。
とはいえ、スムーズな手続きのため、これから申請する人はしっかり情報を確認し、不備のないように準備を進めていきましょう。
ということで、ここでは、ワーホリ申請経験のあるたびわ(@tabi_wa)が、2024年のワーホリ申請方法についてのステップをまとめています。
ステップ1:申請時期の確認
アイルランドワーホリ申請の時期は1月と7月の年2回で、出発時期により申請の時期が決まっています。
2024年第1回申請受付終了
受付期間:2024年1月15日(月)~ 2月9日(金)
対象:2024年9月30日までに渡航予定の人
2024年第2回申請受付終了受付期間:2024年7月16日(火)〜8月2日(金)
対象:2024年10月1以降2025年3月20日までの渡航を予定している人
以前は、FAQページに具体的な結果通知日の情報がありましたが、2024年6月以降は、「申請受付期間が終了後1~2 週間以内にメールにて申請結果をお知らせいたします。」とされています。
ステップ2:メール申請
申請期間をしっかりチェックしたら、さっそく期日内で申請をしていきましょう。
アイルランドワーホリの場合、ビザの申請は2段階に分かれており、①メール申請→②郵送による本申請という形になっています。
過去に「落ちた(ビザがもらえなかった)」とか、「キャンセル待ちになった」と言っている人がいるのは、メール申請後、本申請に進む許可が下りなかったということなんです。
(※2023年と2024年の申請では、たびわが見た限りメール申請でみなさん許可が下りているようです!発給件数800件中400件ほどの応募数という噂も聞いたので、メール申請で落ちるという心配はあまりないように思います。)
メール申請では、申請書を大使館の申請情報ページよりダウンロードし、内容を記入したものをメールで所定の宛先まで送ることになります。
申請書の書き方
申請書はファイル後半に和訳もついていて、そこまで難しいものではありませんが、一部、たびわが申請した時に気になったポイントをご紹介します。
4. Marital Status(婚姻状況)
未婚の場合、single(独身)と書いても問題ないような気もしますが、こちらは未婚ならunmarried、既婚ならmarriedと書くのがいいと思います。
16. Please give a short explanation.. (滞在計画)
私は「自分のスキルや知識を活かせる仕事をしたい」「アイルランドの文化について知るため、現地の人と出会い、国内も旅行したい」といったことを英語で書きました。ここは素直にシンプルに、アイルランドでやってみたいことを書いていけば大丈夫です。
また、アイルランドでの日付の書き方は、イギリスと同じく 日/月/年 の順なので、15/02/2024 や 15 February, 2024 のような感じで書けば大丈夫です。(仮にここをアメリカ式の順番で記入してしまっても全く問題はありません。)
あとは書類の英文部分の最後、Terms and Conditionsのボックスにチェックを入れるのも忘れずに!
申請書はPDFファイルでダウンロードできるので、一旦印刷して手書きで作成します。(日本語の申請案内には特に記載がありませんが、英語版の申請案内を見ると「completed by hand」の記載があるので手書きが安心です。ただし、過去、PC入力で申請が通っていた人もいるようではあります。)
できた書類をPDFファイルに変換したら、メール送信で申請完了です。
家にスキャナーがないという人は、コンビニでPDF化するのが一番簡単だと思います。(1枚30円くらいでできるはずです。)
ステップ3:申請結果通知
メールでの申請をすると、申請結果がメールで通知されます。
参考までに、2022年第1回申請の3/7の結果通知は午前中、4/8の結果通知は朝8時に来ていたみたいです。(たびわが申請した時は13時頃メールが届きましたが、別の時期の申請では夕方頃にメールが来たようなので、時間はおそらくランダムです。)
申請許可が下りると以下のようなメールが届きます。
申請者様
この度、アイルランドのワーキング・ホリデー・オーソリゼーションの申請許可が下りましたので、申請書類のご案内も含めてお知らせ致します。
2022年の結果通知では、メールにPDFファイルが添付され、書類の提出期限と申請照会番号が通知されていたようです。
ビザの発給枠数が増えてからの申請については、たびわが知る限りでは落ちたという情報は見聞きしていませんが、2019年までは、もし落選となった場合、「残念ながら、不許可とさせていただきます」というバージョンと、「キャンセル待ちのご案内」というバージョンでの連絡がありました。
ここで許可のメールが届きさえすれば、もう申請許可で落ちる心配はないと思っていいと思います。
ステップ4:申請書類の郵送
許可が下りれば一安心ですが、ここから一気にやることが増えます!
本申請には、様々な書類を準備しそれを郵送していくことになりますが、必要書類を揃えるために申し込み・予約をするものが多い!
郵送する書類は・・
- 申請許可のEメールを印刷したもの
- 申請書類チェックシートを印刷したもの
- メール申請の際に作成した申請書&証明写真2枚(1枚はメール申請書類に貼り付け)
- パスポート原本
- パスポートの顔写真ページ&スタンプのあるページのコピー
- 英文履歴書(A4サイズで1枚)
- 最終学歴校の英文卒業証明書または英文在学証明証
- 50万円以上の資金を証明する英文残高証明書(円建てで発行)
- アイルランド滞在期間をカバーする医療保険証(英文原本&コピー)
- 航空券(eチケット)の原本&コピー
- 補足申請フォーム(申請許可が下りた人がもらえる書類)
- 申請料振込控え
- 返信用レターパック
つまり、英文卒業証明書の発行手続き、残高証明書の発行、保険の申し込み、航空券の予約を済ませないことには書類が揃わない!!(もしかしたらパスポートの申請が必要な人もいる!?)
保険会社をどこにするか、航空券をどの日程で買うかなどなど、悩むことは多い!
ちなみに航空券ですが、たびわは、アイルランドに入る前に何カ国かヨーロッパの国々を経由してからだったので、日本からアイルランドに行き着くまでの全ての航空チケットを送りました。
残高証明証については、円建てで英文のものを発行してもらい送りました。
出発時期をいつにするかで、準備にかけられる時間も人により様々だと思いますが、余裕を持って本申請を進められるといいですね。
郵送の際は、パスポート原本など本当に大事な書類が入っていますので、書留郵便が安心です!
返信用レターパックも全部角2封筒にすっぽり入りますよ!!
ステップ5:ワーホリビザが届く!!
郵送から1ヶ月も過ぎれば、申請センターから審査終了をお知らせするメールも届き、いよいよ返信用のレターパックが返ってきます。
たびわが申請した時は、審査終了お知らせメールはビザが届く3日前ぐらいに届きました。3月21日に必要書類を郵送してからほぼ1ヶ月後の4月23日にビザが届きました。
現在、大使館の公式発表では、ビザ到着まで1〜2ヶ月としているようですね!
送られたレターパックの中に入っていたのは、
- パスポート原本
- 航空券(eチケットを印刷したもの)
- 英文医療保険証の原本
- 申請料受領のレシート
- ビザ(顔写真付きの紙にラミネートがされたもの)
でした。
参考までにですが、たびわが申請した時の流れでは、
1月下旬にメール申請→2月中旬に申請許可承認メール→3月下旬に書類郵送→4月下旬にビザ到着
という感じでした。
ワーホリで一番何がしたい?
というわけで、アイルランドワーホリビザ取得までのステップでした。
書類の書き方なんかは、大使館発行の案内でもわかりやすく書いてあるので、そこまで悩まずにできると思います。
ビザを待つ間は、どんなに書類を万全にしても、「まだかなー」「大丈夫かなー」と気になるもの。ここに書いた時期なんかも参考にどっしり構えて待ってみましょう。
ビザが手元に届く頃には、飛行機の手配も済んでいるし、あとは本当に行くだけです!
待っている間、現地情報を調べてみたり、現地での暮らしを想像してみたりして、ウキウキ過ごせるといいですね♪
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