「必要なものは忘れたくないけど、余計なものは増やしたくない…」とワーホリの荷造りがなかなか進まないのは、あるあるではないでしょうか?
1年の滞在となると「必要最低限」がどこまでなのかがわからず、迷う方も多いかもしれません。
そこで本記事では、3ヶ国でワーホリを経験した筆者が、これまでの荷造り・現地での生活経験を元に、ワーホリの持ち物で「本当に必要だったもの」を中心に、必須アイテムからあると便利なアイテムまで解説します。
アイルランドワーホリに特化した内容もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ワーホリの荷物に最適なスーツケースサイズはどれぐらい?

現地に荷物を送る方もいますが、これまでの経験から、ワーホリの荷物は60〜80Lのスーツケース1つにまとめるのがおすすめです。
スーツケースの数を増やしてもいいのですが、それだけ重さが増えるため、移動が大変になったり、追加料金がかかったりと負担が大きくなります。
だいたいのものは現地でも購入できるので、「これだけは日本から持っていきたい」というものだけに絞ってパッキングするのがコツです。
スーツケースに加えて、機内持ち込みサイズのバッグも最大限活用して荷造りを進めましょう。

スーツケースの容量について…
アイルランドワーホリのときは、「7〜14泊用」と案内のあった80Lのスーツケースを持っていきました。
容量は十分なのですが、荷物を目一杯詰めるとフライトでは完全に重量オーバー。サイズが大きすぎたと少し後悔しました。
ただ、現地での引っ越しのときは、スーツケースに荷物を詰め込み、1回で移動できたのは便利でした。
【必須】ワーホリ持ち物リスト|ないと困る重要アイテム

ワーホリの持ち物のなかで、絶対に忘れてはいけないものは以下のアイテムです。
- パスポート
- ワーホリビザ
- 海外保険証
- 航空券(eチケット)
- 現金 / クレジットカード
- スマホ
- 入学許可証(語学学校に行く場合)
- 国際免許証 (持っている場合)
これらは基本的に、機内持ち込み荷物に入れておくべきものです。
クレジットカードは、万一の紛失や盗難に備え、複数枚用意しておきましょう。その際、幅広く対応できるよう、VISAやMastercardなど、カードブランドを分けて持っておくと安心です。
スマホには、日本または現地でSIMカードを用意する必要があります。最近では、物理的なカードの差し替えが不要なeSIMのサービスも充実しており、渡航前にチェックしておくのをおすすめします。
【基本】ワーホリ持ち物リスト|一般的なアイテム
ワーホリに持っていくべき定番アイテムを、カテゴリ別にリストでまとめました。
現地でも調達可能なものが多いですが、到着直後はどこで何が買えるのか分からず困ることもあるため、消耗品類は最低でも1週間分は持っていくのがおすすめです。
▶ 洗面・身だしなみ用品・医薬品
▶ 衣類・生活小物
▶ 電子機器・アクセサリー
コンセント変換プラグは必須の場合がほとんどですが、変圧器については使用機器が海外対応であれば不要です。荷造りの際は、持ち込む製品が海外対応かチェックしておきましょう。
また、モバイルバッテリーは基本的には預け入れ荷物に入れるのは禁止です。その他荷物についても、利用する航空会社の規定をよくチェックして準備を進めましょう。
荷物を詰める際は、ロストバゲージやフライトの遅延などに備え、機内持ち込み荷物にも最低限のスキンケア用品や着替えを入れておくと安心です。

乗り継ぎがうまくいかずドバイに取り残されたとき、機内持ち込み荷物にも備えの荷物を入れておくのが大事だと学びました……
>> 体験談:エミレーツ航空|ドバイ乗り継ぎ失敗で起こること
【あると便利】ワーホリ持ち物リスト|生活が快適になるアイテム
ここからは、必須ではないですが、実際に持っていってよかったものや手軽に準備できるアイテムを紹介します。
ワーホリ経験者の「持っていってよかったもの」
現地での生活スタイルによっては、日本から持っていったほうが快適に生活できるものもあります。
下記は実際に筆者がワーホリ生活に持っていってよかったものです。
- サーモボトル
- デジタルスケール
- レインブーツ
サーモボトル
温かい飲み物をよく飲む方向けのアイテム。
職場に持っていくのに便利でした。保冷・保温性能では日本製がおすすめです。
デジタルスケール
アイルランドワーホリ中は海外旅行もよくしていたため、荷物重量に厳しいLCC(格安航空)の利用時にデジタルスケールがあると便利でした。
比較的軽量でかさばらないのも持っていきやすいポイントです。
レインブーツ
ワーホリ先で人気の英語圏の国では、1日のなかで雨が降ったり止んだりすることも多いもの。
普段遣いもできるデザインのレインブーツなら、冬は防寒対策にもなります。
100均で揃う!意外と助かるお役立ちアイテム
必需品ではありませんが、荷物スペースがあるなら持っていってもいいアイテムとして、下記もおすすめします。
洗濯ネット | 現地の洗濯機は動きが荒いこともあり、あると安心。荷造りの際に、荷物の小分け袋にするのもおすすめ。 |
マスキングテープ | ちょっと封をしたいときにも便利。デザイン性のあるものなら、手紙やギフトのラッピングにも使える。 |
日本製のボールペン | 現地の文房具は値段の割に質が悪いことも多い。職場で学んだことのメモを残すときもスラスラ書ければ無駄なストレスもなし。 |
和柄の雑貨 | 箸やポチ袋、小物入れなどがあると、友だちへのちょっとしたギフトになる。 |
【女子向け】ワーホリの持ち物|化粧品・生理用品はどうする?
女性のワーホリ準備では、化粧品や生理用品の準備についても気になるもの。
ワーホリ先として人気の英語圏の国では、オーガニック製品を扱うお店も多く見かけますが、肌が弱い方にとっては、現地の製品が肌に合うかどうか心配なはずです。
筆者が現地で化粧水を購入した際は、アルコール分が強いと感じたものも多かったため、敏感肌の方は、使い慣れた日本のスキンケア用品を多めに持参したほうがいいかもしれません。
また、生理用品については、日本と比べると質がよくないことが多かったため、こちらも心配な方は日本から多めに持参するのをおすすめします。
筆者は、現地調達もしましたが、化粧品や生理用品をアメリカのショッピングサイト「iHerb」から購入することもありました。
日本にいるうちに自分に合う化粧品や生理用品を見つけておけば、現地でも同じものをiHerbで購入できるので安心です。
iHerbは多くの国への配送に対応しているので、オンラインショップの利用に抵抗がなければ活用してみてください。
【体験談】アイルランドワーホリの持ち物リスト
最後に、アイルランドワーホリであると便利なアイテムや持ち物準備のポイントを紹介します。
アイルランドワーホリにあると便利なもの

ここまで紹介してきたアイテムに加えて、アイルランドに忘れずに持っていきたいと思うのは以下のセットです。
- ライトダウン
- ヒートテック
- フード付きのレインコート
冬はユニクロ製品にだいぶお世話になりました。
緯度の割に雪が降らないアイルランドですが、海風で体感は寒く感じます。
また、傘をさすのが面倒な感じの、霧のような雨も多いので、フード付きのレインコートは重宝します。
アイルランドの持ち込み禁止品
持っていくべきものだけでなく、持ち込みが禁止されているものにも注意が必要です。
以下の品目は、日本からアイルランドへの持ち込みが禁止されています。
- 肉・肉製品
- 牛乳・乳製品
- 魚製品
- 無煙タバコ
荷物を準備する際は気をつけましょう。
【参考】外務省 海外安全ホームページ|アイルランド 安全対策基礎データ|(3)持込み禁止・規制品目
現地調達も安心!アイルランドの便利なお店リスト

用意周到にしていったつもりが、「現地で買うしかない」ということもよくあることです。
現地調達が必要になったら、以下のショップリストを参考にしてみてください。
ショップ名 | 主な取扱い品目 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
Pennys(ペニーズ) | 衣類・寝具・日用品・インテリア雑貨・化粧品 | アイルランド発のファストファッションブランド。比較的安く生活に必要なものが手に入る。 |
Boots(ブーツ) | 医薬品・化粧品・ヘルスケア用品 | ドラッグストア。風邪薬や化粧品類ならここで入手可能。 |
Dealz(ディールズ) | 日用品・雑貨・食品 | €1.5均一ショップ。掃除道具や文房具、食品など品揃えが豊富。日本の100円ショップ感覚で買い物をすると高く付く…。 |
Euro Giant(ユーロジャイアント) | 日用品・雑貨 | €1.5均一ショップ。 雰囲気はなんとなくダイソー感がある。 |
Tesco(テスコ) | 食品・日用品・雑貨 | 食品スーパーではあるが、プライベートブランドを狙えば日用品類が安く手に入る。生理用品やシャンプー類を取り扱う店舗もある。 |
Lidl(リドル) | 食品、日用品、衣類、季節用品 | ドイツ系ディスカウントスーパー。衣類や家電の取り扱いもある。 |
currys(カリーズ) | 家電 | 変換プラグやドライヤーなどはここで購入可能。 |
お店ではありませんが、現地の日本人コミュニティサイト「MixB」の「売ります」のページを通じて、持ち主と直接やり取りして中古品を購入する方法もあります。
ワーホリの持ち物リストをチェックして準備を進めよう!

実際のところ、「本当に必要なもの」は【必須】アイテムとしてまとめた、パスポートやビザ、現金などです。
ほとんどのアイテムは現地で入手可能ですが、使い慣れたもののほうがよかったり、日本製のもののほうが品質面で安心だったりすることもあります。
とはいえ、あれもこれもと詰め込みすぎると、すぐに重量オーバーになってしまうため、「これがないと絶対に困る!」というものから優先的に詰めていくのがパッキングのコツです。
本記事を参考に、自分にとって本当に必要なものを見極めて、スマートにワーホリ準備を進めましょう。
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