「アイルランド英語は早いし聞き取れない?なまり?スラング?特徴は?」でもアイルランド英語を紹介しましたが、ここでは、これからアイルランドに行く人が押さえておきたい基本の単語をまとめています。
grand
アイルランドで使われる単語No.1はこのgrand(=fine, OK)に違いないと思っています。
「大丈夫」や「いい」の意味で使われる単語です。
How are you?(元気?)
→ I’m grand! (元気です)
Would you like a cup of tea?(お茶飲む?)
→ Ah, no, I’m grand, thanks.(いいえ、大丈夫です)
アイリッシュとメッセージしていたり、話していたりすると、必ず1度は登場します。
Thanks a million!
Thanks a million! は「100万回のありがとう」の意味になりますが、大げさでなく日常的に使える感謝のことばです。
英語圏ならどこでも通じるのですが、こんなに日常的に使うのはアイルランドだけではないかと思います。
What’s the craic?
craicは「クラック」と発音し、「楽しい話」「おもしろいこと」の意味になります。(アイルランド・ゲール語から来ている単語のようです。)
What’s the craic?で「おもしろい話は何?」となり、転じて「調子どう?」「元気?」という意味になります。
かなりくだけた印象があります。
似たもので what’s the story? もあります。
deadly
本来は「致命的な」の意味で使われるdeadlyは、アイルランドではポジティブに使われ、excellent(=素晴らしい)と似たように使われます。
5 deadly places to grab lunch(ランチに最高な5つのスポット)
雑誌やネット記事などでよく見かける単語です。
アイルランド映画『ザ・コミットメンツ』にも頻出の単語です。
fair play
fair play を普通に訳したら、「正々堂々とした闘い」とか、単純に「フェアプレー」となりますが、アイルランドでの意味は well done(=よくやった!)。
Fair play to ya! でもっとアイリッシュな響きになります。
アイルランド・ダブリンが舞台の映画『Once ダブリンの街角で』でも聞こえてくるフレーズです。
gas
gasは普通「ガス」「気体」の意味ですが、アイルランドでは funny(=おもしろい)とか fun(=楽しい)の意味でも使われます。
We had a great gas. (本当に楽しかった)
That lad was gas! (あの人おもしろかった!)
爆笑しながらアイリッシュの友達がgas、gas言っているのを初めて聞いた時は、意味もわからずぎょっとしました 笑
eejit
eejit は「idiot(=大ばか、まぬけ)」のアイルランド版。
そこまで悪意はない感じで、愛情もある言い方のようです。(※言い方次第でひどい言葉にもなります。)
戯れに友達同士で使ったり、自虐的に使うイメージ。
the jacks
the jacksでまさかの「トイレ」の意味。
みんなそんな言わないなーと思っていましたが、日本のアイリッシュパブに行くようになって、よりアイリッシュに会うようになったらよく聞いています 笑
男性が使うイメージ?
banjaxed
banjaxed は「壊れた(=broken)」や「ダメになる(=ruined)」の意味で使われます。
完璧なアイルランド英語。(スコットランドでも一部の地域で使われるらしい)
This watch is banjaxed!(この時計壊れちゃってる!)
Sound
sound は genuine(=誠実な・信頼できる)や nice(=素敵な)の意味で使われます。
He’s sound.(彼っていい人だよね。)
アイルランド英語はクセになる
初めてアイルランドの英語表現に触れると、「なんだこれ」が多くてびっくりすることもあるかもしれません。
でも、その独特の表現こそがアイルランド英語の魅力♪
馴染みのなかった単語たちがなんだか慣れ親しんだ表現になり、気がついたら自分でも使えるようになるとうれしいものです。
まずは基本の単語を覚えて、あなたもアイルランド英語デビューしちゃいましょう!
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