『アイルランド英語は早いし聞き取れない?なまり?スラングって?』でもアイルランド英語を紹介しましたが、ここでは、これからアイルランドに行く人が押さえておきたい基本のフレーズ8つをまとめています。
1. grand

アイルランドで使われる単語No.1はこのgrand(=fine, OK)に違いない!
「大丈夫」や「いい」の意味で使われる単語です。
☞ How are you?(元気?)
→ I’m grand! (元気です)
☞Would you like a cup of tea?(お茶飲む?)
→ Ah, no, I’m grand, thanks.(いいえ、大丈夫です)
2. Sláinte

英語というか実はアイルランド語(アイリッシュ・ゲール語)。
Sláinteは「健康」を意味する単語ですが、「スロンチャ」と発音され、「乾杯」の意味になります。
3. Thanks a million!

Thanks a million!は「100万回のありがとう」の意味になりますが、大げさじゃなく日常的に使える感謝のことばです。
英語圏ならどこでも通じるけど、こんなに日常的に使うのはアイルランドだけ!
4. no bother

no botherで「心配ない」「どういたしまして」になる。
アメリカ・カナダでよく聞く、no worriesのアイルランド版。
お節介焼きで親切なアイルランド人がよく使うお気に入り言葉の一つ。
5. What’s the craic?

craicは「クラック」と発音し、「楽しい話」「おもしろいこと」の意味になります。
だから、What’s the craic?で「おもしろい話は何?」となり、転じて「調子どう?」「元気?」という意味になる。
かなりくだけた印象があります。
6. deadly

本来は「致命的な」の意味で使われるdeadlyは、アイルランドではポジティブに使われ、excellent(=素晴らしい)と似たように使われます。
☞ 5 deadly places to grab lunch(ランチに最高な5つのスポット)
雑誌やネット記事などでよく見かけます。
アイルランド映画『ザ・コミットメンツ』頻出単語。
7. fair play

fair playを普通に訳したら、「正々堂々とした闘い」とか、単純に「フェアプレー」となりますが、アイルランドでの意味はwell done(=よくやった!)。
Fair play to ya でもっとアイリッシュな響きになる。
アイルランド・ダブリンが舞台の映画『Once ダブリンの街角で』でも聞こえてくるフレーズです。
8. What’s the story?

How are you?の挨拶がわりに。
答える時はやっぱり「I’m grand」で。
アイルランド英語はクセになる
初めてアイルランドの英語表現に触れると、「なんだこれ」が多くてびっくりすることもあるかもしれませんが、その独特の表現こそがアイルランド英語の魅力♪
馴染みのなかった単語たちがなんだか慣れ親しんだ表現になり、気がついたら自分でも使えるようになるとうれしいものです。
まずは基本の8つを覚えて、あなたもアイルランド英語デビューしちゃいましょう!
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