- シックス・ネイションズって何?
- ラグビーのルールをざっくりでいいから知りたい!
ここでは、シックス・ネイションズのことを簡単解説するとともに、ラグビーのルールをざっと解説していきます。
ステップ1:シックス・ネイションズとは?
シックス・ネイションズ(Guinness Six Nations)とは、ビールメーカーのギネスがスポンサーをつとめる、ラグビー欧州6カ国対抗戦のことです。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド(アイルランドと北アイルランド合同)、フランス、イタリアの6ヶ国が参加する、140年以上の歴史あるラグビー大会です。
(*フランスが参加するようになったのは1910年から、イタリアが参加するようになったのは2000年からです。)
毎年2月初旬から3月中旬にかけて、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリアのスタジアムを会場に試合が行われます。
ステップ2:ラグビーのルール – 基本の4つ
細かいルールは難しいという人のために、本当にざっくりと、試合を楽しむための基本ルールを紹介します。
1. ラグビーの試合時間
ラグビーの試合は以下のような構成で行われます。
- 前半40分
- 休憩時間(=ハーフタイム)15分以内 [時間は主催者側が決められる]
- 後半40分
試合終了は「ノーサイド」と言い、「試合が終わったら敵味方なし」という意味になっています。(ただし、現在英語ではこの表現は使わず、「Full Time」と言います。)
2. ラグビーの得点の仕方
トライ (相手陣地のゴールラインを越えてボールを地面にタッチする) | 5点 |
コンバージョンゴール (トライのあと、ボールをキックでH型のゴールに入れる) | 2点 |
ペナルティーゴール (相手のペナルティーにより与えられたチャンスでゴールにボールを入れる) | 3点 |
トライを決めるとコンバージョンゴールのチャンスがやってくることになっているので、両方決めれば一気に7点入ることになります。
3. ラグビーの反則
反則にも色々あるのですが、ここでは3つだけ押さえます!
反則1:ノックオン
「ボールを前に落とす」こと。滑ったり、手に当たって前に落ちたのもノックオンです。
反則2:スローフォワード
ラグビーではパスは後方にしか出せません。(真横にパスはOKです。)「前方にパスした」ものはスローフォワードで反則になります。
(英語ではforward passと言ったりもするようですが、日本語で言う「スローフォワード」のような呼び名はないようで、「前に投げる」という説明で解説している気がします。)
反則3:ノットリリースザボール
タックルで倒された時、抱えていたボールは離さなくてはいけません。「タックル後すぐにボールを離さない」とノットリリースザボールとなります。
4. ラグビーのスクラム
ノックオンやスローフォワードなどの軽い反則の時に、ゲーム再開のために組まれるのがスクラムです。スクラムの中で押し合ったり、足を使ったりしてボールを奪い合います。
ちなみに、反則があっても、反則を受けたチームが有利になっている場合は、「アドバンテージ」として、スクラムなしでそのままプレーを続ける場合もあります。
しっかりルールをわかりたい人にはKishiboyの本もオススメ!
ステップ3:シックス・ネイションズのポイント
ラグビーのルールを押さえたところで、ここからはもう少しシックス・ネイションズを詳しく見ていきます。
グランドスラム
シックス・ネイションズは6チームが競う総当り戦で、5試合全勝優勝のことを「グランドスラム」と言います。
つい最近の結果を追うと、2019年にはウェールズが7年ぶりのグランドスラムを決め、2022年にはフランスがグランドスラムをきめました。そして!2023年にはアイルランドがグランドスラムを達成しました!!
トリプルクラウン
ホーム・ネイションズと言われるイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズで全勝することを「トリプルクラウン」と言います。
2023年はアイルランドが全勝優勝を飾っているので、トリプルクラウンも達成しています!
過去の優勝記録
過去10年の優勝国も見てみましょう。
2015年 ☘️アイルランド
2016年 🏴イングランド
2017年 🏴イングランド
2018年 ☘️アイルランド
2019年 🏴ウェールズ
2020年 🏴イングランド
2021年 🏴ウェールズ
2022年 🇫🇷フランス
2023年 ☘️アイルランド
2024年 ☘️アイルランド
※アイルランドはアイルランドと北アイルランドの合同チームなので、🇮🇪ではなく☘️をアイコンにしています。
アイルランドでシックス・ネイションズ?
シックス・ネイションズを日本で観るには、WOWOWやJ SPORTSなどの有料放送を利用しないといけません。
または、放映をしているスポーツバーやアイリッシュパブに行く方法もあります。
もし、2月〜3月にかけてアイルランドに行くような人は、スタジアムまで観戦に行ってみたり、パブで美味しいビールを飲みながらの試合観戦をしてみてはいかがでしょうか?
ラグビー愛溢れるアイルランド人の熱気を感じられること間違いなしです!
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